バッハ、そしてモーツァルト
<ピアノリサイタル>
2016年5月11日(水) 開演:19時
主催:日本製鉄文化財団
協賛:A.ランゲ&ゾーネ(リシュモン ジャパン)
- ポリフォニーを清らかに明晰に歌い紡ぐ名人芸でピアノ音楽の原点を聴く
- 2年ぶりに公演を行うペーター・レーゼルが次に取り組むのは、バッハ、そしてモーツァルトです。
2007年にハイドン、シューベルト、ベートーヴェン、それぞれの最後のソナタを弾くリサイタルで、日本の音楽ファンに大きな衝撃を与えたペーター・レーゼル。引き続き、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏、ドイツ・ロマン派のピアノ音楽を俯瞰するプロジェクトを行い、温かく抒情を湛えつつ思索的な演奏で、深い感動を与えてくれました。今回は、ピアノのレパートリーの原点ともいうべき、バッハとモーツァルトの作品で登場します。
紀尾井ホールでのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏では、同時に、キングレコードによるCD録音も行いました。
その後、録音プロジェクトは、モーツァルトの後期ピアノ協奏曲へと展開、モーツァルトは最近のレーゼルの演奏活動の重要な部分を体現するレパートリーとなっています。さらに、これまでベートーヴェンやシューマンなどの演奏で、ポリフォニーを清らかに明晰に歌い紡ぐ名人芸を聴かせてくれました。こうした技術の原点となるのがバッハの作品。レーゼルのピアノ演奏の本質に迫る、バッハの演奏にもご期待ください。
■レーゼルからのリサイタルに向けてのメッセージと演奏■
- 出演者
- ペーター・レーゼル(ピアノ)
- 曲目
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- J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
- J.S.バッハ:パルティータ ニ長調 BWV828
- モーツァルト:ソナタ ニ長調 KV576
- モーツァルト:幻想曲 ハ短調 KV475
- モーツァルト:ソナタ ハ短調 KV457
- 【備考】表示のある曲は試聴できます。詳細はこちら。
- チケット料金(税込)
- S席 6,500円 A席 4,000円 学生A席 2,000円 ペアS席 12,000円 友の会ペアS席 11,000円
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※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※曲目は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
- チケットお取扱い
- 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休) - チケットお取扱い
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- お問合せ
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
- 出演者プロフィール
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ペーター・レーゼル(ピアノ) Peter Rösel
1945年ドレスデン生。モスクワ音楽院でバシキーロフとオボーリンに師事。チャイコフスキー国際コンクール入賞とモントリオール国際コンクール入賞はドイツ人初。
東独を本拠に欧米各国の国際音楽祭に出演、また、ベルリン・フィルやニューヨーク・フィルなど世界の主要オーケストラにたびたび客演し、デュトワ、ハーディング、キタエンコ、コンドラシン、クルト・ザンデルリンク、ホルスト・シュタイン、スウィトナー、テミルカーノフらをはじめとする名だたる指揮者と共演している。とくにクルト・マズア指揮ゲヴァントハウス管とは、200回以上国内外で共演している。
EMI、ドイツ・シャルプラッテンなどで広範なレパートリーのソロや室内楽を録音している。
2005年ドレスデン音楽祭で、紀尾井シンフォニエッタ東京とともにベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を演奏し、高い評価を得た。2007年4月には日本で30年ぶりのリサイタルを紀尾井ホールで行い、その高い芸術性が大きな驚嘆と賞賛をもたらした。また、2008年9月から4年(全8公演)に行ったベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会(2008年~11年・全8公演・キングレコードによりCD録音)、2012年から14年に行った公演プロジェクト「ドイツ・ロマン派ピアノ音楽の諸相」では、端正さの中に深いロマンティシズムをたたえ、いずれも巨匠の至芸ともいうべき演奏を繰り広げた。
現在、キングレコードとともにモーツァルトの協奏曲の録音プロジェクトを進めており、これまでに5枚のCDをリリースした。ペーター・レーゼル(ピアノ) Peter Rösel
©Takehiro Yamano
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