NEW▶公演告知ムービー公開!
2015年に開催された日本初演時の公演をダイジェストでご紹介しています。ぜひご覧ください!
2017年11月5日(日) 開演:15時
主催:日本製鉄文化財団
11月3日(金・祝)15時公演はこちら
平成29年度(72回)文化庁芸術祭参加公演
助成:芸術文化振興基金、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、公益財団法人 花王 芸術・科学財団
あらすじ
シチョーネ(古代ギリシャの都市国家シキュオン)の僭主クリステーネの美しい娘アリステーアは、アテネの高貴な青年メガークレと愛し合っていたが、父クリステーネがアテネ人を嫌ったため、二人の結婚は許されなかった。
失意のメガークレは、辿りついたクレタ島で追剥に襲われてしまう。そこでクレタ島の青年リーチダに助けられ、二人はゆるぎない友情を築くこととなった。
青年リーチダは、クレタ王の娘アルジェーネと愛しあっていた。しかし身分違いの結婚をクレタ王が許さなかった。悲嘆に暮れたアルジェーネは国も身分も捨て、父王からもリーチダからも身を隠し、エーリデの村で羊飼いに姿を変えて暮らしていた…。
エーリデの村では、4年ごとにギリシャ全土から参加者が集うオリンピックの祭典競技が開催されており、自分が主催する番となっていた僭主クリステーネはその優勝者に娘のアリステーアを懸賞とすることにしていた。
リーチダは、愛するアルジェーネがいなくなってしまった悲しみを紛らわせるため、これに参加することにしたが、美しいアリステーアを一目見て、恋に落ちてしまった。しかし、リーチダには戦いの経験がなく、優勝することは難しい。
そこで、オリンピック競技で優勝経験のあるメガークレを、自分の身代わりとして参加してもらうこととする。
リーチダはメガークレがアリステーアと愛し合っていることなど知る由もない。もちろんメガークレも命の恩人であるリーチダからの願いを断ることができず、一人苦悩を抱えてエーリデの村へ向かうのであった…。
このオペラはここからが始まり。
恋に一途な2人の青年と2人の娘。一途な想いが交錯し、いくつもの行き違いが悲劇を生んでゆく。しかしリーチダの出生に思わぬ事実が判明すると、すべてはハッピーエンド、二つの愛が結ばれる物語となる。
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2015年に開催された日本初演時の公演をダイジェストでご紹介しています。ぜひご覧ください!
本公演にご来場のお客様限定で、ペルゴレージの故郷・イタリアのお料理を中心とする特別ディナーをご用意しました。ガーデンタワー最上階から眺める美しい夜景とともにお楽しみください。
[料金]8,000円(税・サ込)※チケット代金は含みません。
■各日限定30席 ■利用時間:終演後~21:00まで ■お取扱い:紀尾井ホールチケットセンター(電話)のみ ■チケットご予約時にお申込みください。 ■お申込時にメインを「肉(牛フィレ)」または「魚(真鯛)」をお選びください。
※B席は、紀尾井ホールチケットセンターのみお取扱いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※出演者は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
チケットぴあ(Pコード:328-122 セブンイレブン店頭購入方法)
ローソンチケット(Lコード:33234)
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
河原忠之(指揮・チェンバロ)
国立音楽大学卒業、同大学院修了。イタリアで、故アルド・プロッティ氏のもとオペラ伴奏ピアニストを務め数々の演奏会に出演。2006年江原啓之「スピリチュアル・ヴォイス・カウントダウン」公演で大阪センチュリー交響楽団を指揮して指揮者デビュー。ペルゴレージ「オリンピーアデ」日本初演をはじめ、「リゴレット」 「シモン・ボッカネグラ」 「ラ・ボエーム」 「ジャンニ・スキッキ」 「コジ・ファン・トゥッテ」 「フィガロの結婚」 「魔笛」 「ドン・ジョヴァンニ」などのオペラや数々のコンサートを指揮、2017年は11月に紀尾井ホールで「オリンピーアデ」の再演、12月にいずみホールでドニゼッティ「愛の妙薬」が予定されるなど、サイトウキネンフェスティバル等でのコレペティトゥール経験を生かした緻密な指揮で信頼を得ています。ピアニストとしては、日本を代表する歌手や器楽奏者が、その共演者に挙って指名する人気ピアニストであり、その幅広い音色、繊細な音楽表現には定評があります。国内外の第一線で活躍中の「太メン」男声オペラ歌手4人とのユニット、IL DEVUのピアノ・メンバーでもあります。国立音楽大学及び大学院准教授。新国立劇場オペラ研修所音楽主任講師。IL DEVU公式ブログhttp://ameblo.jp/devudivo/
河原忠之(指揮・チェンバロ)
(C)K. Miura
粟國淳(演出)
サンタ・チェチーリア音楽院でヴァイオリンと指揮法を修め、オペラ演技・演出法をM. ゴヴォーニ女史に師事。ローマ歌劇場で研鑽を積み、藤原歌劇団や新国立劇場でF. ゼッフィレッリ、L. ロンコーニらの演出助手を務める。98年から文化庁派遣芸術家在外研修員として研鑽を積んだ後、H. ブロックハウスや P. ファッジョーニの片腕としてヨーロッパで活躍。藤原歌劇団『愛の妙薬』で演出デビュー。新国立劇場『ラ・ボエーム』、藤原歌劇団『ファルスタッフ』、東京二期会『ホフマン物語』、びわ湖ホール『オテロ』、日生劇場オペラ『アイナダマール』の日本初演等多数を手掛ける。海外では『アンドレア・シェニエ』『エルナーニ』、『ホフマン物語』を演出。抜群の劇場センスと緻密な演出は国際的にも評価が高い。2011年度エクソンモービル音楽賞奨励賞受賞。
粟國淳(演出)
クリステーネ
吉田浩之(テノール)
瑞々しく伸びやかな美声と叙情性豊かな表現力で常に聴衆を魅了するリリコ・レッジェーロ・テノール。
国立音楽大学声楽科卒業。東京藝術大学大学院オペラ科修了。90年モーツァルト没後200年記念国際モーツァルト声楽コンコルソ本選入賞。翌91年文化庁派遣芸術家在外研修員としてローマに留学。第25回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。東京藝術大学音楽学部教授。
(C)Kyota Miyazono
アリステーア
幸田浩子(ソプラノ)
東京藝術大学首席卒業。同大学院を経て渡欧。ローマ歌劇場等欧州の名門歌劇場に主要な役でデビューを飾り、ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。帰国後はオーケストラとの共演や全国各地でのリサイタル、BSフジ「レシピ・アン」MC等多彩な活動を展開。CDも多数リリース。7月二期会『ばらの騎士』にゾフィーで出演予定。二期会会員。
アルジェーネ
林美智子(ソプラノ)
東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科、二期会オペラスタジオ、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンに留学。2003年国際ミトロプーロス声楽コンクール最高位入賞。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。
(C)toru hiraiwa
リーチダ
澤畑恵美(ソプラノ)
国立音楽大学卒業。同大学院、オペラ研修所修了後、渡伊。『フィガロの結婚』スザンナに抜擢されデビュー以降、『椿姫』ヴィオレッタ等卓越したテクニックと艶やかな舞台姿で、日本を代表するソプラノとして活躍。11月二期会『こうもり』にロザリンデで出演予定。日本音楽コンクール第1位、第21回ジロー・オペラ賞受賞。二期会会員。
メガークレ
向野由美子(ソプラノ)
東京芸術大学卒業、同大学大学院修了。藤原歌劇団に「ラ・チェネレントラ」でデビューし、その後も同団「ランスへの旅」「蝶々夫人」「フィガロの結婚」「オリィ伯爵」「ファルスタッフ」「カプレーティ家とモンテッキ家」など多数の公演に出演し好評を博している。その他宗教曲のソリストを務める等、コンサートでも活躍している。藤原歌劇団団員。
アミンタ
望月哲也(テノール)
東京藝術大学卒業。同大学院修了。新国立劇場『魔笛』タミーノはじめ、多くの公演で絶賛を博す。宗教曲でも評価は高く、そのレパートリーは30作品以上にわたる。本年より白寿ホールにおいてシューベルト三大歌曲シリーズがスタート。第1回「冬の旅」を演奏し、今後は「美しき水車小屋の娘」「白鳥の歌」を演奏予定。二期会会員。
アルカンドロ
彌勒忠史(カウンターテナー)
千葉大学大学院修了。東京藝術大学卒業。平成24年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。世界水準のカウンターテナーとして活躍する傍ら、CD《No early music, No life?》、著作《イタリア貴族養成講座》等を発表し、NHK「テレビでイタリア語」等に記事を連載。在日本フェッラーラ・ルネサンス文化大使。男声ユニットLa Dillリーダー。二期会会員。
2017年11月3日(金・祝)