紀尾井ホール室内管弦楽団 第110回定期演奏会
ミュトスとロゴスⅠ「四つの気質」
Kioi Hall Chamber Orchestra Tokyo - The 110th Subscription Concert

2018年2月10日(土) 開演:14時

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

残席僅少

主催:日本製鉄文化財団

2018年2月9日(金)19時公演はこちら

首席指揮者にライナー・ホーネックを迎え、2017年4月 室内オーケストラの新しい時代が始まる 
今回新しく始まるもう一つのシリーズが〈ミュトスとロゴス〉です。
寓話や神話の領域である「ミュトス」と、これに対置されるものとしての論理や聖書の領域である「ロゴス」 ― その両方と密接なつながりがもって、中世から今日までさまざまな音楽が作られてきました。
このシリーズでは、神話や聖書、観念に着想された古今の名曲の数々を取り上げていきます。
年度を締めくくるこの演奏会では、古代ギリシャからヨーロッパへと受け継がれた「四つの気質」という概念を、ヨハン・シュトラウス父のワルツとヒンデミットの変奏曲で聴き比べていただきます。軽妙なシューベルトの佳品・小協奏曲と、初期交響曲の傑作第5番とともにお楽しみください。

「四つの気質」…… ヒポクラテスら古代ギリシャの医師たちが、人間の性質や病気を4種類の体液との関係でとらえたことに由来する考え方。4種類の体液は、四大元素説や、季節、方角などと結び付けて考えられている。[血液(空気・春・東)、黄胆汁(火・夏・南)、黒胆汁(土・秋・西)、粘液(水・冬・北)]

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出演者
ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン)Rainer Honeck conductor & violin
小川典子(ピアノ)Noriko Ogawa piano
紀尾井ホール室内管弦楽団
曲目
  • シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲ニ長調 D345 NAXOS
    Schubert: Violin Concerto (Konzertstück / Concert Piece) in D major D 345
  • J.シュトラウス父:ワルツ《四つの気質》 NAXOS
    J. Strauß Vater: Die vier Temperamente, Walzer (The Four Temperaments, Waltz) op. 59
  • ヒンデミット:独奏ピアノと弦楽のための主題と変奏《四つの気質》 NAXOS
    Hindemith: Theme with four Variations according to “the four Temperaments’ for string orchestra and piano
    (Thema mit 4 Variationen “Die 4 Temperamente” für Streichorchester und Klavier)
  • シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D485 NAXOS
    Schubert: Symphony No. 5 in B-flat major D 485
  • 【備考】表示のある曲は試聴できます。詳細はこちら。
チケット料金(税込)
S席 6,300円 A席 5,250円 B席 3,650円 学生A席 2,000円 学生B席 1,500円【残席僅少】
チケットお取扱い
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
チケットお取扱い

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お問合せ
紀尾井ホールチケットセンター tel:03-3237-0061 (10~18時/日・祝休)
出演者プロフィール
  • ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン)Rainer Honeck conductor & violin

    1961年オーストリアのネンツィング生まれ。7歳よりヴァイオリンを始め、ウィーン国立音楽大学に学ぶ。1978年ウィーン・フィルよりカール・ベーム基金の奨学金を授与。1981年ウィーン国立歌劇場管弦楽団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に第一ヴァイオリン奏者として入団、1984年には同歌劇場管のコンサートマスターに、1992年にはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任した。
    また、オーストリアはじめヨーロッパ各地、日本、アメリカなどでソリストとして活躍。マリス・ヤンソンス、ダニエレ・ガッティ、リッカルド・ムーティなど名指揮者たちとともにウィーン・フィルでソリストとして登場している。
    録音では、小澤征爾やティーレマンの指揮のもとウィーン・フィルでのコンサートマスターとしての録音のほか、チェコ・フィルとの協奏曲の録音、シューベルトのヴァイオリンとピアノの全作品、モーツァルトの協奏曲集などがある。
    室内楽にも意欲的に取り組み、1989〜1999年ウィーン・ヴィルトゥオーゼンの創立メンバー、1982〜2004年ウィーン弦楽ゾリステンのリーダーとして活躍、2000年以降は、アンサンブル・ウィーン、ウィーン・ベルリン室内管弦楽団でも活発な活動を行い、多数のラジオ、テレビ出演、CDも多くリリースしている。ジェシー・ノーマン、キャスリーン・バトル、アンジェリカ・キルヒシュラーガー、ホセ・カレーラス、アンドレ・プレヴィン、ユーリ・バシュメットらと長年に渡り共演を重ねている。
    近年は、指揮としても、名古屋フィルハーモニー交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ東京、読売日本交響楽団、マルメ交響楽団などに招かれている。
    2017年4月より紀尾井ホール室内管弦楽団首席指揮者に就任。
    使用楽器:1725製ストラディヴァリウス“Chaconne,Hammig” (オーストリア国立銀行の貸与による)

    ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン)Rainer Honeck <i>conductor & violin</i>

    ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン)Rainer Honeck conductor & violin

    © Kioi Hall, Tokyo

  • 小川典子(ピアノ)Noriko Ogawa piano

    英国と日本を拠点に世界の主要オーケストラ・指揮者との共演や、室内楽、リサイタル等で世界各国へ演奏旅行を行う他、国際的なコンクールでの審査、各国でのマスタークラスなど、国際的で多彩な活動を展開中。録音は北欧最大のレーベルBISと専属契約を結び、34枚のCDをリリース。2017年は、イギリスでロイヤル•フィル、モスクワ・フィルとの共演やカナダ・バンフ芸術センターでのマスタークラスとリサイタルの他、イギリス、フランスの多くの音楽祭にも招聘されている。英ギルドホール音楽院教授、東京音楽大学特任教授、ミューザ川崎シンフォニーホールアドバイザー、「ジェイミーのコンサート」主宰、NAS英国自閉症協会文化大使、イプスウィッチ管弦楽協会名誉パトロン。文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞、川崎市文化賞受賞。2016年2月より第10回浜松国際ピアノコンクール(2018年)審査委員長に就任。

    小川典子(ピアノ)Noriko Ogawa <i>piano</i>

    小川典子(ピアノ)Noriko Ogawa piano

    © S.Mitsuta

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