2018年2月28日(水) 開演:19時
主催:日本製鉄文化財団
- 日本が誇る世界的メゾ・ソプラノ歌手 藤村実穂子、5回目のリサイタル。
- 日本が誇る世界的メゾ・ソプラノ歌手 藤村実穂子の紀尾井ホールでの5回目のリサイタル。
今回は、前半はドイツの二大文豪、ゲーテとシラーの詩によるシューベルトの名歌曲と、濃厚な愛の世界が歌われるワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」を。後半には、シューベルト、シューマンに続いて、ドイツ・リートを牽引した、ブラームスの数々の歌曲、そして後期ロマン派のマーラー「リュッケルトの詩による歌曲」をお聴きいただきます。
これまで、藤村と共演を重ねてきた、ヴォルフラム・リーガーの詩情豊かなピアノとともに、ドイツ・リートを俯瞰するプログラムをお届けいたします。
- 出演者
- 藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)、ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)
- 曲目
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- シューベルト
:ガニュメート
:糸を紡ぐグレートヒェン
:ギリシャの神々(NAXOS試聴あり)
:湖上にて
:憩いなき愛
- ワーグナー:ヴェーゼンドンクの詩による歌曲
天使、止まれ!、温室で、悩み、夢 - ブラームス
:セレナーデ(NAXOS試聴あり)
:日曜日
:永遠の愛
:私の恋は緑
:五月の夜 - マーラー:リュッケルトの詩による歌曲
あなたが美しさゆえに愛するなら、私の歌を見ないで、私は優しい香りを吸い込んだ、真夜中に、私はこの世から姿を消した - 【備考】表示のある曲は試聴できます。詳細はこちら。
- シューベルト
- チケット料金(税込)
- S席 7,000円 A席 5,000円【残席僅少】 学生A席 2,000円【残席僅少】
ペアS席 13,000円 友の会ペアS席 12,000円 - チケットお取扱い
- 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休) - チケットお取扱い
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チケットぴあ(Pコード:345-458 セブンイレブン店頭購入方法)
ローソンチケット(Lコード:33577)
- お問合せ
- 紀尾井ホールチケットセンター Tel:03-3237-0061(2021年3月31日まで)
紀尾井ホールウェブチケット E-mail:webticket(at)kioi-hall.or.jp [(at)を半角の@に直してお送りください]
(10時~18時/日・祝休)
- 出演者プロフィール
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藤村実穂子(メゾ・ソプラノ) Mihoko Fujimura, mezzo soprano
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了後、ミュンヘン音楽大学大学院に留学。2000年よりフリーランスとなり「現在最高のメゾ」などと絶賛を浴びながら、世界各国で引く手あまたの大活躍をしている。
2002年主役級としては日本人で初めてバイロイト音楽祭にデビューした後、9年間連続で出演し、メゾソプラノの歌うワーグナーの主役を全て歌いきったばかりか、一つの演出に異なった5役で出演し、「この20年間のワーグナー界に存在しなかった歌手」などと絶賛を浴びている。またバイロイト・デビュー直前、異例にもミュンヘン国立歌劇場のミュンヘンオペラフェスティバルのオープニングとなる新演出 「ワルキューレ」のプレミエーレにも、フリッカ役で出演したことで国際的な注目を集め、以来ミラノ・スカラ座、バイロイト音楽祭、ウィーン国立歌劇場、ロイヤルオペラハウス・コヴェントガーデン・ロンドン、ミュンヘン国立歌劇場、ザルツブルク祝祭大劇場、ルツェルン音楽祭、ドレスデン国立歌劇場、マドリッド・レアル歌劇場、フィレンツェ歌劇場、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ジュネーヴ大劇場、ヴェローナ歌劇場、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場、テアトロコロン・ブエノスアイレス、ヴェローナ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、ハンブルク歌劇場、エクサンプロヴァンス音楽祭などに出演し続けている。
よく共演する著名指揮者は、クリスティアン・ティーレマン、クラウディオ・アバド、ズービン・メータ、クリストフ・エッシェンバッハ、サー・コリン・ ディヴィス、クルト・マズア、ベルナルド・ハイティンク、マリス・ヤンソンス、ダニエレ・ガッティ、リッカルド・シャイー、ケント・ナガノ、チョン・ミョンフン、セミュヨン・ビシュコフ、ダニエル・ハーディング、ロナルド・ラニクルズ、ファビオ・ルイージ、フランツ・ウェルザー=メスト、アンドリス・ネルソンス、ヤニック・ネゼ=セガン等の各氏があり、またオーケストラとしては、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ国立管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団、ミラノ・スカラ・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 、ルツェルン祝祭管弦楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団、モントリオール管弦楽団などがある。
またブランゲーネ役でプラシド・ドミンゴ、アントニオ・パッパーノとのCD録音 「トリスタンとイゾルデ」(EMI社)でも各方面より注目を浴びた。
オペラ・レパートリーはクンドリ、ブランゲーネ、ヴェーヌス、フリッカ、カルメン、エボリ、アムネリス、アズチェーナ、イダマンテ、メリザンド、オクタヴィアンなどがある。藤村実穂子(メゾ・ソプラノ) Mihoko Fujimura, mezzo soprano
(c)Edd Royal & Greg Gagol
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ヴォルフラム・リーガー(ピアノ) Wolfram Rieger, piano
ヴォルフラム・リーガーは両親からピアノを学び始め、後にレーゲンスブルクにてコンラート・ファイファーに指示する。その後歌曲解釈のほうに深い愛着を持ちミュンヘン音楽大学にて歌曲のピアニストとして著名なエリック・ウェルバ、ヘルムート・ドイッチュの両教授に師事する。さらにエリザベート・シュワルツコップ、ハンス・ホッター、ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウのマスタークラスを受講する。彼は学ぶと同時に1991年までミュンヘン音楽大学にて歌曲のためのクラスを持ち、歌手、ピアニストを教える。1998年“ハンス・アイスラー”ベルリン音楽大学の教授となる。ヨーロッパと日本では定期的にマスタークラスを開催している。
彼は世界中の主要な音楽センター、音楽祭にゲスト・アーティストとして常に出演、その中にはフェルドキルヒ、ヴィラベルトランのシューベルティアーデ、アムステルダム・コンセルトヘボウ、パリ・シャトレ劇場、ロンドン・ウィグモアホール、ニューヨーク・カーネギーホール、ウィーン・ムジークフェラインとコンツェルトハウス、ザルツブルク、シュレスヴィヒ=ホルスタイン音楽祭、ミュンヘン音楽祭、ベルリン・コンツェルトハウス、ケルン・フィルハーモニー等があげられる。有名な歌手、室内楽奏者との共演も数多く、ブリギッテ・ファスベンダー、バーバラ・ボニー、ユリアーネ・バンゼ、ミシェル・ブリート、トーマス・ハンプソン、ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ、オラフ・ベーア、マティアス・ゲルネ、クリストフ・プレガルディエン、トマス・クヴァストホフ、ペーター・シュライヤー、マイケル・シャーデ、ケルビーニ・クァルテット、フォーグラー・クァルテット、ぺーターゼン・クァルテット等が含まれる。CDも数多く、そのいずれもが数々の賞を受けている。ヴォルフラム・リーガー(ピアノ) Wolfram Rieger, piano
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