2019年9月5日(木) 開演:14時
予定枚数終了
主催:日本製鉄文化財団
- 文学作品・物語を題材に作られた音楽に焦点を当てる新シリーズ
- 平家の栄華と没落を描いた軍記物語「平家物語」は題材として他の音楽にも影響を与えました。
第2回は琵琶湖の北部に浮かぶ周囲およそ2kmの小さな島「竹生島」が舞台です。
平家物語の巻七[竹生島詣]の主人公は、清盛公の甥の平経正です。彼は詩歌・管弦にたけた風流人で琵琶の名手。木曽義仲討伐のために北陸へ向かうに際し、琵琶湖上の竹生島で戦勝祈願を行います。経正の素晴らしい琵琶の音に白竜も現れるという、つかの間のお話です。
- 出演者
- 田中奈央一(平家琵琶)、竹本駒之助(浄瑠璃)、鶴澤津賀寿(三味線)、井上八千代(立方)、富山清琴(三絃)、富山清仁(箏)、野川美穂子(解説)
- 曲目
-
- 『平家物語』に描かれる竹生島
野川美穂子 - 平家「竹生島詣」
平家琵琶 田中奈央一 - 義太夫「源平布引滝」実盛物語の段
浄瑠璃 竹本駒之助
三味線 鶴澤津賀寿 - 京舞「竹生島」
立方 井上八千代
三絃 富山清琴
箏 富山清仁
- 『平家物語』に描かれる竹生島
- チケット料金(税込)
- 全席指定 5,000円 U29 2,500円* *U29は公演当日に29歳以下の方ならどなたでもご利用いただけるチケットです。詳しくはチラシをご覧ください。 ※友の会割引は一会員様4枚までとなります。ただし、優先期間中は2枚までの販売となります。 ※優先販売で予定枚数に達した場合、一般発売はございません。
-
※掲載の料金のほか、発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
※出演者・曲目・演奏順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学の方のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※演奏中のご入場はご遠慮いただいております。
- チケットお取扱い
- 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休) - チケットお取扱い
- お問合せ
紀尾井ホールウェブチケット E-mail:webticket(at)kioi-hall.or.jp [(at)を半角の@に直してお送りください]
- 出演者プロフィール
-
-
田中奈央一
東京都生まれ。東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。文化庁新進芸術家国内研修員修了。NHK邦楽技能者育成会 第五〇期首席卒業。古典・現代箏曲の演奏のほか、声優の堀江一眞と朗読音楽劇「声劇和楽団」を主宰するなど、多彩な音楽活動を展開している。東京藝術大学教育研究助手・非常勤講師を務め現在、都立三田高校・王子総合高校 和楽器講師。中能島会所属。平家語り研究会会員。
-
竹本駒之助
昭和二十四年竹本春駒に入門、駒之助を名乗る。文楽の諸師匠方に師事。同二十八年因協会奨励賞。同四十五年四世竹本越路太夫の門人となる。同六十一年豊澤仙廣賞受賞。平成八年モービル音楽賞受賞。同十一年要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。同二十年旭日小綬章受章。同二十四年神奈川文化賞受賞。平成二十九年文化功労者選出。同三十年南あわじ市名誉市民。義太夫節保存会会長、(一社)義太夫協会理事。
-
鶴澤津賀寿
昭和五十九年竹本駒之助に入門、三味線を四代目野澤錦糸に師事。同六十一年駒之助の義母鶴澤三生の幼名を継ぎ、初舞台。鶴澤重輝の預かり弟子となる。平成八年度第四十七回芸術選奨文部大臣賞新人賞(古典芸術部門)受賞、同十一年度第四回ビクター財団賞(現、日本伝統文化振興財団賞)「奨励賞」受賞。同二十一年重要無形文化財「義太夫節」総合指定保持者認定。同三十年中島勝祐創作賞受賞。
-
井上八千代
昭和三十四年祖母である四世井上八千代に入門、初舞台。同四十五年井上流名取となる。平成十一年芸術選奨文部科学大臣賞(舞踊部門)受賞。日本藝術院賞受賞。同十二年五世井上八千代を襲名。同二十五年紫綬褒章受章。同二十七年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。同三十年フランス共和国芸術文化勲章シュバリエ受章。日本藝術院会員。公益社団法人日本舞踊協会常任理事。学校法人八坂女紅場学園舞踊科教師。
-
富山清琴
昭和二十五年、初代富山清琴の長男として東京に生まれる。同四十六年東京藝術大学音楽部卒業。同六十一年、平成元年、同三年文化庁芸術祭賞受賞。平成十二年富山清琴を襲名、家元継承。同十六年日本芸術院賞受賞。同十八
年松尾芸能賞優秀賞受賞。同二十一年重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。同二十三年紫綬褒章受章。同三十年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。公益社団法人日本三曲協会会長。 -
富山清仁
昭和五十八年二代富山清琴の長男として東京に生まれる。同六十三年初舞台。平成十八年学習院大学法学部を卒業し、同年より父の代稽古を勤め、現在に至る。同二十八年に第一回リサイタル開催。お茶の水女子大学文教育学部非常勤講師。公益社団法人日本三曲協会総務委員。
-
野川美穂子(解説)
東京藝術大学、法政大学、日本映画大学ほか非常勤講師。地歌・箏曲を中心に日本音楽を研究。著書『地歌における曲種の生成』(第一書房、平成十八年)。共著『日本の伝統芸能講座音楽』(淡交社、平成二十年)、『まるごと三味線の本』(青弓社、平成二十一年)、『地歌・箏曲の世界 いま甦る初代富山清琴の芸談』(勉誠出版、平成二十三年)など。紀尾井ホール邦楽専門委員。
-