クァルテットの饗宴2019
ドーリック弦楽四重奏団

2019年10月31日(木) 開演:19時

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:日本製鉄文化財団

後援:ブリティッシュ・カウンシル

世界中の聴衆、批評家を魅了し、いま最も注目されているイギリスが誇る名門カルテット
イギリスで結成され、第6回大阪国際室内楽コンクールの覇者として始動した「ドーリック弦楽四重奏団」。弦楽四重奏作品の”教本”とも言うべきハイドンの弦楽四重奏曲を、格調を保ちつつも大胆な演奏で表現した録音は多くの反響を呼び、新世代のカルテットの旗手としてその存在を決定づけました。その後、室内楽の聖地ロンドンのウィグモアホールをはじめ、ヨーロッパの主要ホールや国際的な音楽祭に頻繁に出演するなど、いまや欧米の室内楽シーンにおいて、イギリスが誇る名門カルテットへと成長し続けています。

今回は、十八番のハイドン作品、母国の大作曲家ブリテンが晩年にたどり着いた集大成的傑作のカルテット、そして頂戴なベートーヴェンの弦楽四重奏曲「大フーガ付き」という、大作を揃えたプログラムで、弦楽四重奏の魅力をたっぷりとお楽しみいただきます。



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出演者
ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet
アレックス・レディントン(第1ヴァイオリン)Alex Redington, violin
イン・シュエ(第2ヴァイオリン)Ying Xue, violin
エレーヌ・クレマン(ヴィオラ)Hélène Clément, viola
ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)John Myerscough, cello
曲目
  • ハイドン:弦楽四重奏曲第38番変ホ長調 op.33-2, Hob.Ⅲ:38「冗談」
  • ブリテン:弦楽四重奏曲第3番 op.94
  • ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 op.130(大フーガ付き)
チケット料金(税込)
S席6,500円 A席3,500円 U29* A席2,000円
6/7(金)アポロン・ミューザゲート弦楽四重奏団 とのセット券:S席10,000円 A席5,000円[1/23(水)優先発売/1/26(土)一般発売]
セット券のお申込みはこちら
*U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする割引料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
チケットお取扱い
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
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お問合せ
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出演者プロフィール
  • ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet

    1998年イギリス、サフォークで開催されていた「若い音楽家のためのサマー・ミュージック・スクールの室内楽コース」をきっかけとし同年に結成。2002年からパリにて、アルバン・ベルク四重奏団、アルテミス四重奏団、ハーゲン四重奏団、ラサール四重奏団のメンバー等によるマスタークラスにて研鑽を積んだ。その後もハーゲン四重奏団のライナー・シュミットのもと、バーゼル音楽アカデミーで研鑽を積んだ。
    2000年ブリストル・ミレニアム弦楽四重奏コンクールで第1位、2007年メルボルン国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で入賞。2008年には大阪国際室内楽コンクールで1位、イタリアのパオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールで2位となった。

    コンセルトへボウ、ウィーン・コンツェルトハウス、ベルリン・コンツェルトハウス、フランクフルト・アルテ・オーパー、ハンブルク・ライスハレ等で演奏、そしてウィグモアホールには定期的に招かれている。
    2010年ニューヨークのフリック美術館、ワシントン・コングレス図書館にて衝撃的なアメリカデビューを飾り、2017年にカーネギーホール・デビューを果たし、現在は北アメリカ各地に毎年招かれている。
    メクレンブルク=フォアポンメルン、ウェストコーク、チェルトナム、デルフト、グラーフェネク、カーリンティッシャーゾンマー、シエナのインコントリ・イン・テッラ、リソール、シュヴェツィンゲンなどの音楽祭にてゲスト演奏。イアン・ボストリッジ、フィリップ・ラングリッジ、マーク・パドモア、アレクサンドル・メルニコフ、ピーテル・ウィスペルウェイ、ダニエル・ミュラー=ショット、アンドレアス・へフリガー、チェン・ハレヴィ、エリザーベト・レオンスカヤ、アリーナ・イブラギモヴァ、セドリック・ティベルギアンなどと共演。
    最近では、ジョン・アダムズの‘Absolute Jest“を弦楽四重奏とオーケストラにて披露。ジョン・アダムズ指揮でウィーン交響楽団と、コンセルトヘボウにてはオランダ放送フィルと共演、さらにマルクス・シュテンツ指揮のBBCスコティッシュ響と共演した。当作品のレコーディングでは、ピーター・ウンジャン指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と共演、その演奏は「高貴なロマンとレーザーのような鮮明さ」と称賛、シャンドスからリリースされたCDはBBCミュージックマガジン誌にてレコーディング・オブ・ザ・マンスに選ばれている。

    現在もイギリスの主要なホールはじめ、世界各地の主な音楽祭、著名なホールに頻繁に招かれている。
    2015年からロンドン王立音楽院にて後進の指導にもあたっている。

    2009年ウィグモアホールのライヴ録音にて作成されたCDがグラモフォンのエディター選出盤とされ、2010年からはシャンドス・レコードから定期的にリリース。コルンゴルト作品を収録したファーストCDは、2010年グラモフォンの批評家選出盤とされ、ウォルトン作品のCDは2011年グラモフォンアワードにノミネート。シューマン作品のCDはグラモフォンとBBCミュージックマガジンの月間推薦盤とされ、2012年にグラモフォンアワードの候補に選ばれた。
    ハイドンの作品20を収録した CDは、グラモフォンのエディターズ・チョイス盤と、2015年のグラモフォンアワード候補作品となり、最近リリースしたハイドン作品76のCDは、サンデータイムズに「クリアなセンスと明確さである」と絶賛された。

    ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet

    ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet

    (C)George Garnier

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