Quartet Plus
クァルテット・エクセルシオ + 吉井瑞穂(オーボエ)& 景山梨乃(ハープ)

2019年12月12日(木) 開演:19時

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:日本製鉄文化財団

優れたクァルテットが話題のアーティストとの共演で、触発しあい深化する音楽を聴く室内楽シリーズ
今年結成25周年という節目を迎えた日本が誇る名カルテット、クァルテット・エクセルシオに、世界的指揮者や音楽家たちからの信頼厚い国際派オーボエ奏者の吉井瑞穂、輝かしい音色と柔軟な音楽性が秀でたハーピストの景山梨乃がプラスします。
プログラムは、フランスの作曲家カプレが、作家エドガー・アラン・ポーのゴシック風恐怖小説から着想を得た「『赤死病の仮面』によるハープと弦楽四重奏のための《幻想的な物語》」、クロマティック・ハープのために書かれた色彩感が美しい印象派音楽の名品ドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」。凝縮された哀調の中に品位と優雅さをまとったモーツァルトのオーボエ五重奏曲(原曲:弦楽五重奏曲)。そして、チェコの現代作曲家クヴィエシュが弦楽四重奏、オーボエ、ハープという音楽史上類を見ない楽器の組み合わせで作曲した「フルビーン変奏曲」(日本初演)をお聴きいただきます。
第一線で活躍するトップ奏者たちの繊細で華麗な演奏と馥郁たる室内楽の悦びをご堪能ください。
出演者の皆さんからメッセージが届きました!(前半)
出演者の皆さんからメッセージが届きました!(後半)
出演者
クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)、吉井瑞穂(オーボエ)、景山梨乃(ハープ)
曲目
  • カプレ:エドガー・アラン・ポーの『赤死病の仮面』によるハープと弦楽四重奏のための《幻想的な物語》
    André Caplet: Conte fantastique d'après une des Histoires extraordinaires d'Edgar Allan Poe "Le Masque de la Mort rouge" for harp and string quartet
  • ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74《ハープ》
    Beethoven: String Quartet No. 10 in E-flat major op. 74 "Harp"
  • モーツァルト:オーボエ五重奏曲ハ短調 K.406[ハンバート・ルカレッリ編/原曲:弦楽五重奏曲第2番]
    Mozart: Oboe Quintet in C minor K. 406 for oboe, 2 violins, viola and violoncello [arr. Humbert Lucarelli]
  • ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
    Debussy: Danse sacrée et danse profane
  • オトマール・クヴィエシュ:オーボエ、ハープと弦楽四重奏のための六重奏曲《フルビーン変奏曲》(1999)[日本初演]
    Otomar Kvěch: Sextet for oboe, harp and string quartet - "Hrubínovské variace (Hrubín variations)" (1999)
チケット料金(税込)
S席 5,500円 A席 3,000円 U29*A席 2,000円 *U29は公演当日に29歳以下を対象とする割引料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
チケット発売日
2019年7月6日(土)ウェブチケット:午前0時/電話:10時
友の会優先チケット発売日
2019年7月3日(水)ウェブチケット:午前0時/電話:10時
チケットお取扱い
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
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お問合せ
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出演者プロフィール
  • クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)Quartet Excelsior

    クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)Quartet Excelsior

    年間70公演以上を行う日本では希有な常設の弦楽四重奏団。東京 札幌 京都で開催する『定期公演』、20世紀以降の現代作品に注目した『ラボ・エクセルシオ』、人気傑作選『弦楽四重奏の旅』、モーツァルトを軸とした多彩な『アラウンド・モーツァルト』の4シリーズを展開しつつ国内外で活動。加えて、室内楽の普及にも力を注ぐ。1994年結成。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位、第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」、第16回ホテルオークラ音楽賞など受賞歴多数。16年6月にはサントリーホール主催でベートーヴェンの弦楽四重奏全16曲を演奏。同年7月にはドイツでデビューを果たし、さらなる活躍が期待されている。

  • 吉井瑞穂(オーボエ)Mizuho Yoshii, Oboe

    © Marco Borggreve

    吉井瑞穂(オーボエ)Mizuho Yoshii, Oboe

    甘美な音色と豊かな音楽性で世界の聴衆を魅了する国際派オーボエ奏者。
    東京藝術大学入学後、渡独し、カールスルーエ音楽大学を首席で卒業。日本音楽コンクール優勝。英バルビローリ国際コンクール、日本管打楽器コンクールで入賞。アバドに認められ、2000年からマーラー室内管首席奏者として欧州を中心に演奏活動を行う。アバドをはじめ(共演200回以上)、ヴァント、アーノンクール、ブーレーズ、ハーディングといった巨匠の指揮で演奏を重ねる一方、欧州の主要オーケストラ、アンサンブルから頻繁に客演首席奏者として招かれている。ソロや室内楽でも精力的な活動を展開し、テツラフ弦楽四重奏団、アンスネス、フロストらと共演。ルツェルン祝祭管設立メンバー。東京藝術大学非常勤講師。鎌倉市出身・在住。

  • 景山梨乃(ハープ)Rino Kageyama, Harp

    © N.Ikegami

    景山梨乃(ハープ)Rino Kageyama, Harp

    第65回ミュンヘンARD国際音楽コンクール・ハープ部門第3位、日本ハープコンクール第1位、リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクール2位(1位なし)など。東京藝術大学在籍中に福島賞、平山郁夫文化芸術賞を受賞。2011年パリ・エコール・ノルマル音楽院最高ディプロムを審査員満場一致と特別評価を受け取得。その後ベルリン芸術大学で学び、同時にベルリン・フィル・カラヤンアカデミー修了。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルク歌劇場などドイツ各地のオーケストラで客演。2013、2014年度(公財)ロームミュージックファンデーション奨学生。これまでに渡辺かや、篠崎史子、早川りさこ、松井久子、イザベル・ペラン、マリー=ピエール・ラングラメ各氏に師事。第28回新日鉄住金音楽賞(現・日本製鉄音楽賞)・フレッシュアーティスト賞を受賞現在、東京交響楽団首席ハープ奏者。