近松門左衛門作 
鶴澤燕三作曲・復曲
娥歌かるた 素浄瑠璃公演

2020年2月26日(水) 開演:14時

  • 主催公演
  • 邦楽
  • 紀尾井小ホール

主催:日本製鉄文化財団

完売御礼

「娥歌かるた 素浄瑠璃公演」は、予定通り開催いたします。 咳やくしゃみなどの症状があるお客様はマスクの着用など、咳エチケットにご配慮いただきますようお願いいたします。何卒ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。


※出演者変更のお知らせ※
出演を予定しておりました豊竹呂勢太夫、渡辺保は、病気療養のため休演致します。 ご了承ください。
代わりの出演者は以下のとおりです。

○解説「江島生島事件と娥歌かるた」
解説者 児玉竜一
○『娥歌かるた』 中宮御所歌かるたの段
浄瑠璃 豊竹芳穂太夫

なお、本件によるチケットの払い戻しは行いません。ご理解のほどお願い申し上げます。
時は平家全盛の頃。武家の法を司る男たち、王朝の美学に生きる女たちが織りなす近松の人間世界を、鶴澤燕三が色鮮やかに甦らせます。
近松が江島生島事件に当て込んで書いた本作品は、横笛・滝口、かるも・義次の二組の恋人を登場させることで、この事件が江島一人の問題ではなく、大奥における集団の事件であるという近松の現実世界への眼差しを映しだしています。
「娥(かおよ)」とは「見目良き」という意味で、三段目で美少女たちが「歌かるた(百人一首)」をしている美しい場面は、作品の題名になりました。
今回はその三段目を鶴澤燕三師により前半「重盛館大広間の段」を作曲いただき、後半の「中宮御所歌かるたの段」は鶴澤友造師が写していた鶴澤友次郎師の朱(しゅ)(三味線の譜)を元にして復曲いただきました。両段合わせての妙をお楽しみください。
出演者
豊竹芳穂太夫、豊竹睦太夫(浄瑠璃)、鶴澤燕三、竹澤宗助(三味線)、児玉竜一(解説)
曲目
  • 江島生島事件と娥歌かるた
    児玉竜一
  • 娥歌かるた 重盛館大広間の段
    浄瑠璃 豊竹睦太夫
    三味線 竹澤宗助
  • 娥歌かるた 中宮御所歌かるたの段
    浄瑠璃 豊竹芳穂太夫
    三味線 鶴澤燕三
チケット料金(税込)
全席指定 4,000円
U29   2,000円*

*U29は公演当日に29歳以下の方ならどなたでもご利用いただけるチケットです。詳しくはこちらをご覧下さい。
※友の会割引は一会員様4枚までとなります。ただし、優先期間中は2枚までの販売となります。
※優先販売で予定枚数に達した場合、一般発売はございません。
 

※掲載の料金のほか、発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。

※出演者・曲目・演奏順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。

※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。

※乳幼児等未就学の方のご同伴・ご入場はご遠慮ください。

※演奏中のご入場はご遠慮いただいております。

チケットお取扱い
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
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お問合せ

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出演者プロフィール
  • 豊竹芳穂太夫(浄瑠璃)

    豊竹芳穂太夫(浄瑠璃)

    昭和五十一年大阪生まれ。平成十二年国立劇場第十六期歌舞伎研修生に編入。同十五年八代目豊竹嶋太夫に入門、豊竹芳穂太夫と名乗る。同年国立文楽劇場にて初舞台。同二十二年文楽協会賞、同三十年大阪文化祭奨励賞、国立劇場文楽賞(文楽奨励賞)ほか、受賞多数。

  • 鶴澤燕三(三味線)

    鶴澤燕三(三味線)

    昭和三十四年生まれ。同五十二年国立劇場文楽第四期研修生となる。同五十四年五代鶴澤燕三に入門、鶴澤燕二郎と名乗る。同年初舞台。同六十年度国立劇場文楽賞文楽奨励賞、平成十年大阪舞台芸術賞奨励賞、同十二年因協会賞受賞。同十八年六代目鶴澤燕三襲名。同二十四年度日本芸術院賞など多数受賞。

  • 豊竹睦太夫(浄瑠璃)

    豊竹睦太夫(浄瑠璃)

    平成八年国立劇場文楽第十七期研修生となる。同十年豊竹嶋太夫に入門、豊竹睦太夫と名乗る。同年初舞台。同二十年文楽協会賞、国立劇場文楽賞文楽奨励賞、大阪文化祭賞奨励賞、同二十四年国立劇場文楽賞文楽奨励賞受賞。

  • 竹澤宗助(三味線)

    竹澤宗助(三味線)

    昭和三十五年東京都生まれ。昭和五十三年国立劇場文楽第五期研修生となる。同五十五年竹澤団六に入門、竹澤団治と名のる。同五十五年朝日座にて初舞台。平成七年竹澤宗助と改名。文楽協会賞、因協会奨励賞、国立劇場文楽賞文楽奨励賞、同二十年国立劇場文楽賞文楽優秀賞受賞。

  • 児玉竜一(お話)

    児玉竜一(お話)

    昭和四十二年兵庫県生まれ。早稲田大学大学院から、東京国立文化財研究所芸能部、日本女子大学などを経て、早稲田大学教授。演劇博物館の展示などにも携わり、平成二十五年から演劇博物館副館長。専門は歌舞伎研究と評論。編書に『能楽・文楽・歌舞伎』(教育芸術社、2002年)、共編著に『最新 歌舞伎大事典』(柏書房、2012年)、図録『よみがえる帝国劇場展』(早稲田大学演劇博物館、2002年)など。