公演の聴きどころ
紀尾井ホール開館25周年を寿いで、魅力的な出演者が繰り広げる祝祭が始まります。
原曲は三絃曲として作られ、作詞者・作曲者も不明のまま伝えられていた「尾上の松」は、大正8年に宮城道雄によって箏の手付けがされて以来、三曲合奏として世に知られることとなりました。播州加古川の尾上神社にある尾上の松の長寿にかけて、平和な御世を喜ぶ祝儀の曲です。
作曲家グリーディの生まれ故郷スペイン・バスク地方に伝わる舞曲のひとつでリズミカルな曲「ソルツィコ」、そして有名なジュナンの「ヴェニスの謝肉祭」をハープとヴァイオリンの華やかな響きでお楽しみ下さい。