紀尾井ホール室内管弦楽団 第126回定期演奏会
Kioi Hall Chamber Orchestra Tokyo / The 126th Subscription Concert

2021年5月22日(土) 開演:14時

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:日本製鉄文化財団

2021年5月21日(金)公演はこちら

リズムの華やぎ、メロディのダイナミズム、色彩のスペクタクル!
音楽の歴史を変えた2人の天才が、100年の時を経て描いたバレエ音楽の世界。
本公演は、出演を予定していました指揮者オッターヴィオ・ダントーネならびにソリストのデルフィーヌ・ガルーの来日見通しが立たないため、出演者・曲目を変更して開催いたします。
また、新型コロナウイルス感染予防の観点から、販売座席数を制限いたします。
何卒ご理解・ご了承のほどお願い申し上げます。

【公演のご紹介】
本公演は、出演者・曲目変更前のプログラムがバロック&古典であったことをもとに、バロック→舞曲・リズムという発想から、基本コンセプトを「リズム&ダンス」としました。そこにストラヴィンスキーの没後50年記念を重ねることで、モーツァルトが嬉々として書いたバレエ音楽から、バランシンやマクミランの振付で名高い《ダンス・コンセルタント》、そしてバレエ・リュスの代表的作品のひとつにしてストラヴィンスキーの3大バレエの嚆矢をなす《火の鳥》と続く、バレエ音楽プログラムとして組み立ててみました。

モーツァルトのコンチェルトはバレエのために書かれた作品ではありませんが、「&古典」のパートとしてコンサート全体の流れをよくする効果を狙っています。KCOの誇るコンサートマスター玉井菜採による様式と音色を追究し尽くした深い音楽をご堪能ください。
プログラム中でとりわけ目をひく《火の鳥》の室内オーケストラ版は、ストラヴィンスキー自身による1945年版組曲をもとに、ドイツの作曲家・指揮者・ピアニストのパウル・レオナルト・シェーファーが2018年に室内オーケストラ用にアレンジした作品です。世界初演は2020年7月にスイスで行われたばかりで、今回は日本初演。おそらく世界でも2度目の演奏となります。オリジナルのテイストを守りつつ、楽器編成を細かく置換することで巧みにまとめあげたアレンジです。
指揮の垣内悠希さんは今回がKCOデビュー。2011年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝からちょうど10年。小澤征爾氏からの信頼も得てこれからのさらなる飛躍が期待されています。

今回もKCOはプログラムから出演者まで余すところなく刺激的な内容を詰め込みました。どうぞご期待ください。



《定期会員の皆さまへ》
・本公演はお手元のチケットでご入場いただけます。


本公演は、5月7日に発表された政府および東京都の定める新型コロナウイルス感染対策の方針に従い、感染防止対策を徹底した上で収容率50%にて開催いたします。
公演にお越しいただく皆さまには、会場内外での感染防止対策にご協力をお願いいたします。当ホールの対策、お客さまへお願いする事項を必ず事前にご確認ください。



状況により、公演を中止する可能性がございます。その場合は当ウェブサイト等でお知らせいたします。


NEW!▶指揮・垣内悠希コラム「《火の鳥》室内オーケストラ版に寄せて」を公開しました。ぜひご覧ください。

出演者
垣内悠希(Cond),玉井菜採(Vn),紀尾井ホール室内管弦楽団
曲目
  • モーツァルト:歌劇《イドメネオ》バレエ音楽 K.367 ~シャコンヌとル・グラ ン氏のパ・スール(1781)
    Wolfgang Amadeus Mozart: Ballet music for the opera “Idomeneo” K. 367 -
    No.1 Chaconne & No.2 Pas seul de Mr. Le Grand
  • モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218(1775)
    Wolfgang Amadeus Mozart: Violin Concerto No. 4 in D major K. 218
  • ストラヴィンスキー:ダンス・コンセルタント(1942)
    Igor Stravinsky: Danses concertantes for chamber orchestra
  • ストラヴィンスキー/パウル・レオナルト・シェーファー:バレエ組曲《火の鳥》室内オーケストラ版(1910/1945/2018)[日本初演]
    Igor Stravinsky: The Firebird (L'Oiseau de feu), Suite for orchestra (1945) arranged for chamber orchestra by Paul Leonard Schäffer (2018) [Japan premiere]
チケット料金(税込)
S席 8,800円 
A席 7,800円 
B席 5,800円 
U29* A席2,000円 
U29* B席1,500円 
*U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする割引料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
※各会員割引は1会員様4枚までとなります。
※定期会員の方で、特別なご事情により公演日振替(金→土/土→金)をご希望の場合は、こちらをご覧ください。

※2021年度定期会員の新規募集はおこないません。ご了承ください。
 

※料金は税込です。本紙掲載の料金のほか、発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。

※やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケット購入者へ券面表示金額にて払戻しいたします。手数料等の払戻しはございません。予めご了承ください。

※出演者・曲目・演奏順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。

※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。

※乳幼児等未就学の方のご同伴・ご入場はご遠慮ください。

チケット発売日
2021年4月3日(土)午前0時
友の会優先チケット発売日
2021年3月31日(水)午前0時
チケットお取扱い

紀尾井ホールウェブチケット

お問合せ
紀尾井ホールウェブチケット E-mail:webticket(at)kioi-hall.or.jp [(at)を半角の@に直してお送りください]
出演者プロフィール
  • 垣内悠希(指揮)Yuki Kakiuchi, conductor

    (C) Jean Philippe Raibaud

    垣内悠希(指揮)Yuki Kakiuchi, conductor

    2011年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝して国際的注目を集める。翌年には、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会を指揮して東京デビューを飾り、「鋭敏な色彩感覚の反映された名演」と評される。
    これまで、フランス国立ボルドー=アキテーヌ管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンスター交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ウィーン室内管弦楽団、チリ交響楽団などを指揮。
    国内では、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢などに客演。2013年、ミュンスター歌劇場でオペラ・デビュー。同年3月には、小澤征爾氏の強い推挙を受けて小澤征爾音楽塾オーケストラを指揮して好評を博した。
    東京生まれ。6歳よりピアノを、14歳より指揮の勉強を始める。これまでに小澤征爾、佐藤功太郎、レオポルト・ハーガー、ヨルマ・パヌラ、ジャンルイジ・ジェルメッティ、エルヴィン・アッツェル、イザーク・カラブチェフスキー、湯浅勇治の各氏に師事。2001年東京藝術大学楽理科を、2009年ウィーン国立音楽大学指揮科を首席で卒業。次いで2011年同音大劇場音楽科特別課程を修了。2016年より3年間札幌交響楽団指揮者を務めた。今後、国内外でのさらなる活躍が期待されている。
    https://www.amati-tokyo.com/artist/conductor/post_2.php

  • 玉井菜採(ヴァイオリン)Natsumi Tamai, violin

    (C)尾形正茂

    玉井菜採(ヴァイオリン)Natsumi Tamai, violin

    京都生まれ。桐朋学園大学在学中に、プラハの春国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門に優勝、併せて審査委員長特別賞を受賞。東儀祐二、小國英樹、久保田良作、立田あづさ、和波孝禧らの諸氏に師事。
    桐朋学園卒業後、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院にてヘルマン・クレバース氏に、また、ミュンヘン音楽大学マイスタークラスにてアナ・チュマチェンコ氏に師事。この間、J.S.バッ ハ国際コンクール最高位をはじめ、エリザベート王妃国際音楽コンクール、シベリウス国際ヴァイオリンコンクールなど、数々のコンクールに優勝、入賞している。また、平成14年度文化庁芸術祭新人賞、平成20年度京都府文化賞奨励賞など数々の賞を受賞。これまでに、ロシアナショナル管弦楽団、ベルギー放送交響楽団、ヘルシンキ・フィル、スロヴァキア・フィル、NHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団など、国内外のオーケストラと共演。ヨーロッパ各地、国内においてリサイタルを行い、室内楽奏者としての信頼も厚い。また紀尾井ホール室内管弦楽団のコンサートマスター、東京クライス・アンサンブルのメンバー、アンサンブル of トウキョウのソロヴァイオリニストとして、幅広く活躍している。東京藝術大学音楽学部教授。
    使用楽器は東京藝術大学所蔵のStradivarius ”Ex-Park” (1717年)

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