紀尾井ホール室内管弦楽団 第133回定期演奏会
Kioi Hall Chamber Orchestra Tokyo - The 133rd Subscription Concert

2023年2月10日(金) 開演:19時

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:日本製鉄文化財団

2023年2月11日(土・祝)公演はこちら

マクシム・パスカル、ニコラ・アルトシュテットがKCOにデビュー!
2022年度の掉尾を飾るこの回はマクシム・パスカルとニコラ・アルトシュテットがKCOにデビューします。この2人を迎えてお届けするのは、フランス、ロシア、ドイツの作品。フォーレの《マスクとベルガマスク》を組曲版+《パヴァーヌ》としたのは、8曲からなる全曲の中から声楽を用いていない5曲を抜き出し、この作曲家の美しい旋律と和声を存分位味わっていただこうという趣向です。アルトシュテットのアグレッシヴなソロによるショスタコーヴィチのコンチェルト(華々しいホルンの活躍もご期待ください)、そしてシューマンが「2人の北欧神話の巨人(第3番と第5番)の間にはさまれたギリシアの乙女」と讃えたベートーヴェンの第4交響曲と豪華に揃えました。



FeaturedArtist マクシム・パスカル

紀尾井ホール室内管弦楽団(KCO)の2022年度は新首席指揮者就任と同時に、いま注目を集める指揮者2名が初登場する年だ。
ひとりは7月の第131回定期で日本デビューしたアントネッロ・マナコルダ。そしてもうひとりが23年2月の第133回定期を指揮するマクシム・パスカルである。
(紀尾井だより157号 文:松本學 制作部プロデューサー)

※記事の全文は画面右のPDF、またはこちらからご覧いただけます。

感染症拡大防止対策へのご協力のお願い
公演にお越しいただく皆さまには、会場内外での感染防止対策にご協力をお願いいたします。
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●イベント開催時のチェックリスト


紀尾井みらいシート のごあんない
 

紀尾井ホール・日本製鉄文化財団では若い世代の方に生演奏の感動を体験していただくための「紀尾井みらいシート」を設けています。
小学生から高校生の皆さんを対象に本公演にご招待します。

 

対  象
 
小学1年生から高校3年生(保護者とペア)
※中学生・高校生は保護者の承諾により本人のみでの申込みも可。
ご招待席数 10席
募集期間 10月28日(金)正午 ~ 2023年1月10日(火)正午
当選通知 締切後1週間以内をめどにお知らせします。
応募方法
 
こちらのページを開いてよくお読みいただき、応募ページからご応募ください。

 

出演者
マクシム・パスカル(指揮)Maxime Pascal conductor
二コラ・アルトシュテット(チェロ)Nicolas Altstaedt violoncello
紀尾井ホール室内管弦楽団
曲目
  • フォーレ:組曲《マスクとベルガマスク》op.112 + パヴァーヌ op.50
    Gabriel Fauré: Suite «Masques et Bergamasques» op. 112 + Pavane op. 50
  • ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 op.107
    Dmitri Shostakovich: Cello Concerto No. 1 in E-flat major op. 107 (KCO première)
  • ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60
    Ludwig van Beethoven: Symphony No. 4 in B-flat major op. 60
チケット料金(税込)
2022年度定期会員
(全4公演 同一曜日・同一座席 連続券)
S席30,000円 A席26,000円 B席18,800円
今年度の販売は終了いたしました。

単券
S席 8,800円
A席 7,800円
B席 5,800円
U29 A席 2,000円
U29 B席 1,500円

・発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする優待料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
・各会員割引は1会員様4枚までとなります。
・会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。ご来場者情報をご記入いただきます。

※出演者・曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。
 やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。
 公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。

※定期会員の方で、特別なご事情により公演日振替(金→土/土→金)をご希望の場合は、こちらをご覧ください。
チケット発売日
2022年10月28日(金)正午 紀尾井ホールウェブチケット・チケットぴあ・イープラスともに
チケットお取扱い

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紀尾井ホールウェブチケット

チケットぴあ(Pコード:223213 チケットぴあ購入ページセブンイレブン店頭購入方法 セブンイレブン店頭購入方法

お問合せ
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出演者プロフィール
  • マクシム・パスカル(指揮)Maxime Pascal

    (C) Meng Phu

    マクシム・パスカル(指揮)Maxime Pascal

    1985年ナント生まれ。南フランスのカルカソンヌで育ち、2005年にパリ音楽院に入学し、作曲、楽曲分析、オーケストレーション、さらにフランソワ=グザヴィエ・ロトに師事し指揮を学んだ。
    在学中の2008年、同音楽院在学中の作曲家やピアニスト、サウンド・エンジニアら6名の友人とアンサンブル『ル・バルコン』を結成(団体名称はジャン・ジュネの戯曲から)。同コンビは2013年アテネで《ナクソス島のアリアドネ》や、14年にはエトヴェシュの《ル・バルコン》などを上演し地歩を固めていった。
    2014年フランス人として初めてネスレ・ザルツブルク音楽祭ヤング・コンダクターズ・アワードを受賞。これにより、カメラータ・ザルツブルク、パリ・オペラ座管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団、ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、リール国立管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、南西ドイツ放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団等主要楽団への客演を果たした。
    ミラノ・スカラ座では、2017年1 1月にサルヴァトーレ・シャリーノの新作《Ti vedo, ti sento, mi perdo》を初演。19年5月にはベルリン州立歌劇場で《ペレアスとメリザンド》を指揮。また18年にはシュトックハウゼンのオペラ・ツィクルス《光》の複数年プロジェクトをスタートさせており、同年11月にオペラ・コミークで《木曜日》、19年6月にフィラルモニ・ド・パリで《土曜日》を上演。同作品はボルドー公会堂およびロンドンのサウスバンクセンターでも披露した。22年11月にはパリで《金曜日》を上演。19年10月には再びミラノ・スカラ座に登場しフランチェスコーニ《カルテット》を指揮している。
    日本には2017年パリ・オペラ座バレエ団の指揮で初来日。続いて19年に東京二期会の黛敏郎《金閣寺》(宮本亞門演出)公演を指揮し、「雄弁かつ繊細で黛の音楽に新たな光を与えた」と絶賛された。翌20年1月にオーケストラ・アンサンブル金沢、12月には海外アーティストとしてほぼ初となる14日間隔離待機をして読売日本交響楽団と名古屋フィルハーモニー交響楽団を指揮。さらに東京二期会の要請に応え、そのまま滞在を延長し21年1月の《サムソンとデリラ》の代役を急遽務め成功に導いた。21年8月にも前年より延期となっていた二期会《ルル》を指揮。
    紀尾井ホール室内管弦楽団へは当初2021年7月に招聘予定だったが五輪延期の影響で1年延び、今回の登場となった。

  • 二コラ・アルトシュテット(チェロ)Nicolas Altstaedt, violoncello

    (C) Marco Borggreve

    二コラ・アルトシュテット(チェロ)Nicolas Altstaedt, violoncello

    美しい音色と、楽々とこなす技巧性で知られるドイツ・フランス系のチェリスト、現在活躍中のチェリストの中でも、最もクリエイティブで、多才な一人である。ソリスト、弾き振り、そして室内楽でも世界的に定評があり、バロック音楽から現代曲までの幅広いレパートリーの演奏で聴衆を魅了している。
     2017/18シーズンには、ヘルシンキ・フェスティバルでエサ=ペッカ・サロネン作曲のチェロ協奏曲を作曲者の指揮の下、フィンランド初演し賞賛され、アムステルダムのコンセルトヘボウで「アーティスト・イン・スポットライト」を務めた。
     2012年にギドン・クレーメルから後継者に選ばれ、ロッケンハウス室内楽音楽祭の芸術監督に就任。2014年にはアダム・フィッシャーの後継としてハイドン・フィルの芸術監督にも就任し、ウィーン・コンツェルトハウス、エステルハジ・フェスティバルで定期的に演奏し、最近では中国・日本ツアーを行っている。
     また、新作の初演にも積極的に取り組み、トーマス・アデスやヨルク・ヴィトマン、ブライス・デスナー、 ファジル・サイ、セバスティアン・ファーゲルルントなどの作曲家と演奏を行っている。2016 年には、ピアニスト・コンポーザーであるハウシュカに映画監督のフェデリーコ・フェリーニの台本にインスパイアされたチェロ協奏曲を委嘱し、同曲はロンドンとデュースブルクで初演された。ロッケンハウス・フェスティバルでの最近の室内楽録音は、2020年のBBCミュージック・マガジンの室内楽賞、及び同年のグラモフォン賞を受賞した。ハイペリオンで録音したアルカンジェロとジョナサン・コーエン共演によるC.P.E.バッハの協奏曲集は、2017年のBBCミュージック・マガジンの協奏曲賞を受賞し、ワーナークラシックのファジル・サイ共演のリサイタルのレコーディングは2017年のエジソン・クラシック賞を受賞している。

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