リチャード・トネッティ&オーストラリア室内管弦楽団

2023年10月10日(火) 開演:19時
(開場:18時30分)

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:日本製鉄文化財団

後援:オーストラリア大使館
オーストラリア大使館

オーストラリア唯一の国立室内管弦楽団がヴィヴィッドなサウンドを聴かせる
1975年にオーストラリア唯一の国立室内管弦楽団として、シドニーで設立されたオーストラリア室内管弦楽団(ACO)。今回は、「最もACOらしいプログラムで」というオーダーに応えた素晴らしくアグレッシヴな“ザ・クロイツェル・プログラム”で登場します。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ《クロイツェル》(クリックすると演奏の一部を視聴できます)と、それを題材にしたトルストイの小説に触発されて書かれたヤナーチェクの弦楽四重奏曲という2つの傑作を、ACOの音楽監督兼コンサートマスターのトネッティが、ヴァイオリン協奏曲と合奏協奏曲を組み合わせたスタイルにアレンジ。ピアノ・パートをオーケストラにしたことで原曲の迫力が倍増した驚愕のサウンドです。そして、2020年度に予定していたこのプロジェクトを今回再企画するにあたり、さらにグレードアップし、これまたトネッティ編曲の弦楽オーケストラ版によるハースの弦楽四重奏曲第2番を追加。ACOの魅力全開のプログラムとそのパワフルな迫力を存分にお届けします。


挑戦者にして伝統の継承者 リチャード・トネッティ

世界最高峰のオーケストラのひとつだと筆者が確信する団体、オーストラリア室内管弦楽団(ACO)は、チェロを除く全員立奏で、曲ごとに立つ位置も変えて、自由奔放に演奏するスタイルを早くから実践してきたことでも知られる。
アンサンブルを磨き上げ、牽引してきたのが1990年から芸術監督をつとめているヴァイオリニスト・指揮者のリチャード・トネッティ(1965年キャンベラ生まれ)である。(紀尾井だより159号 文:林田直樹)

※記事の全文は画面右のPDF、またはこちらからご覧いただけます。

紀尾井みらいシート のごあんない

紀尾井ホール・日本製鉄文化財団では若い世代の方に生演奏の感動を体験していただくための「紀尾井みらいシート」を設けています。
小学生から高校生の皆さんを対象に本公演にご招待します。
対  象 小学1年生から高校3年生(保護者とペア) ※中学生・高校生は保護者の承諾により本人のみでの申込みも可。
ご招待席数 10席
募集期間 6月30日(金) 正午 ~ 9月10日(日)正午
当選通知 締切後1週間以内をめどにお知らせします。
応募方法
 
こちらのページを開いてよくお読みいただき、応募ページからご応募ください。
出演者
リチャード・トネッティ(リードヴァイオリン)Richard Tognetti Lead violin
オーストラリア室内管弦楽団 Australian Chamber Orchestra
Violins
Richard Tognetti Artistic Director & Lead Violin
Helena Rathbone Principal
Satu Vänskä Principal
Aiko Goto
Ilya Isakovich
Liisa Pallandi
Ike SeE
Tim Yu
Anna da Silva Chen
Thibaud Pavlovic-Hobba
Violas
Stefanie Farrands Principal
Elizabeth Woolnough
Meagan Turner
Cellos
Timo-Veikko Valve Principal
Melissa Barnard
Julian Thompson
Bass
Maxime Bibeau Principal
曲目
  • ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番ホ短調《クロイツェル・ソナタ》(トネッティ編 弦楽オーケストラ版)
    Leoš Janáček: String Quartet No. 1 in E minor “Kreutzer Sonata” (arranged for String Orchestra by Richard Tognetti)
    I. Adagio - Vivo
    II. Con moto
    III. Con moto - Vivo - Andante
    IV. Con moto [Adagio] - Più mosso
  • ハース:弦楽四重奏曲第2番《オピチ・ホリから》op.7(トネッティ編 弦楽オーケストラ版)
    Pavel Haas: String Quartet No. 2 “Z opičích hor (From the Monkey Mountains)” op. 7 (arranged for String Orchestra by Richard Tognetti)
    I. Krajina / Landscape. Andante
    II. Kočár, kočí a kůň / Cart, Driver and Horse. Andante - Furioso
    III. Měsíc a já / The Moon and I. Largo e misterioso
    IV. Divá noc / A Wild Night. Vivace e con fuoco
  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 op.47《クロイツェル》(トネッティ編 弦楽オーケストラ版)
    Beethoven: Violin Sonata No. 9 in A major op. 47 “Kreutzer” (arranged for String Orchestra by Richard Tognetti)
    I. Adagio sostenuto - Presto
    II. Andante con Variazioni
    III. Presto
チケット料金(税込)
S席8,500円 A席6,500円 B席5,000円
U29 A席3,000円 U29 B席2,000円

・発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする優待料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
・会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。

※出演者・曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。
 やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。
 公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。
※スペースに限りがありますので、車いすでご来場の方は事前に必ずご相談ください。
チケット発売日
2023年6月30日(金)正午 紀尾井ホールウェブチケット・チケットぴあ・イープラスともに
チケットお取扱い

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出演者プロフィール
  • オーストラリア室内管弦楽団 Australian Chamber Orchestra

    © Wolter Pee

    オーストラリア室内管弦楽団 Australian Chamber Orchestra

    大胆な解釈に基づいた生き生きと呼吸するような演奏で、クラシックに不慣れな方から“通”までを唸らせ、笑顔にさせる世界でも類を見ない室内管弦楽団、オーストラリア室内管弦楽団は、1975年にオーストラリア唯一の国立室内管弦楽団として、シドニーで設立された。才能あふれる個性豊かなメンバーで構成されるACOは、1990年より30年もの長きに亘って芸術監督を務めるリチャード・トネッティ氏のもと、クラシックの名曲を大胆な解釈で現代によみがえらせるスタイリッシュな演奏を持ち味とし、古典に留まらず、さまざまなアーティストとのコラボレーションや映画音楽も制作するなど、多彩な活動を展開。クラシック界に新風を巻き起こすそのスタイルに魅了され、クラシック音楽界のニューウェーブとして世界中で新たなファンが急増。英国のタイムズ紙では「地球上で最も優れた室内オーケストラ」とも評され、ヨーロッパからはすでに常時招かれる存在となっている。オーストラリア国内だけでも年に100回を超えるコンサートを開催するほか、国外でのツアー活動も積極的で、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの45か国、270以上の各国都市での公演数は、世界でもトップクラスの多さを誇る。

  • リチャード・トネッティ(リード・ヴァイオリン)Richard Tognetti, Lead violin

    © Jason Capobianco

    リチャード・トネッティ(リード・ヴァイオリン)Richard Tognetti, Lead violin

    1965年8月オーストラリア・キャンベラ生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、ウロンゴンで20世紀を代表する弦楽器奏者ウィリアム・プリムローズ氏にヴァイオリンの手解きを受け、シドニー音楽学校でアリス・ウォーデン、ベルン音楽学校でイゴール・オジム各氏に学ぶ。ベルン時代にはカメラータ・ベルンのソリストおよびメンバーや、バーゼル・シンフォニエッタのコンサートマスターも務めた。1989年オーストラリア室内管弦楽団入団。同年11月にはコンサートマスターに指名され、1990年に25歳で芸術監督に就任した。ヴァイオリニストとして、リゲティのヴァイオリン協奏曲とルトスワフスキのパルティータをオーストラリア初演。作曲家として『マスター・アンド・コマンダー』サウンドトラックや、『ストーム・サーファー』『マウンテン』などの映画音楽を共同作曲。才能の塊のような音楽家である。使用楽器は1743年製グァルネリ・デル・ジェズ。