浮世絵で楽しむ邦楽~大谷コレクション3
女形 三代目澤村田之助
『朝顔日記』から『切られお富』まで

2023年10月26日(木) 開演:14時
(開場:13時30分)

  • 主催公演
  • 邦楽
  • 紀尾井小ホール

主催:日本製鉄文化財団

後援:株式会社ニュー・オータニ
協力:株式会社テーオーシー

幕末・美貌の歌舞伎役者 三代目澤村田之助
本シリーズは、紀尾井ホールのお隣にあるホテル・ニューオータニに関係深い大谷コレクションの存在があって誕生しました。本シリーズで使用する大谷コレクションの浮世絵は、美術をこよなく愛した実業家 大谷米太郎氏の膨大な所蔵品の中でも特筆すべき物を使用しております。
3回目は三代目澤村田之助の錦絵と共に、関係深い作品を辿っていきます。

幕末から明治にかけて活躍した歌舞伎役者・澤村田之助は、美貌の女形として人気を博しました。狂乱物として知られる『お夏清十郎』の大和楽版「恋の菅笠」と、田之助の当たり役である『朝顔日記(生写朝顔話)』の「深雪」を大和楽と人形浄瑠璃でお楽しみください。



Kioi Fes 2023KIOI FES 2023 参加公演
KIOI FESとは ―― 紀尾井町エリアの15企業・団体による、街の文化祭が誕生しました。歴史と伝統を伝える「CULTURE EVENT」と未来を描く「EDUCATIONAL EVENT」、2つのテーマを体験できる特別な4日間です。歴史と伝統を未来へとつなぐ街、紀尾井町をお楽しみください。〔開催期間:10月26日(木)~29日(日)〕
(左のマークをクリック/タップするとKIOI FES 2023の特設ページをご覧になれます)


紀尾井みらいシート のごあんない

紀尾井ホール・日本製鉄文化財団では若い世代の方に生演奏の感動を体験していただくための「紀尾井みらいシート」を設けています。
小学生から高校生の皆さんを対象に本公演にご招待します。
対  象 小学1年生から高校3年生(保護者とペア) ※中学生・高校生は保護者の承諾により本人のみでの申込みも可。
ご招待席数 6席
募集期間 2023年7月27日(木)正午 ~ 2023年9月26日(火)正午
当選通知 締切後1週間以内をめどにお知らせします。
応募方法
 
こちらのページを開いてよくお読みいただき、応募ページからご応募ください。
出演者
大和左京、大和礼子、大和美世潯、大和久萌(唄)、大和櫻笙、大和久子、大和久喜子、(低音)大和久貴
(三味線)、米川敏子(箏)、堅田新十郎連中(囃子)、豊竹靖太夫(太夫)、鶴澤清志郎(三味線)、吉田和生(人形)、渡辺保(お話)
曲目
  • お話
    渡辺 保
  • 大和楽「深雪」作詞・花柳寛 作曲・大和久満 箏手付・米川敏子
    唄   大和左京、大和礼子、大和美世潯、大和久萌
    三味線 大和櫻笙、大和久子、大和久喜子、(低音)大和久貴
    箏   米川敏子
    囃子  堅田新十郎連中
  • 大和楽「恋の菅笠」作詞・小川清子 作曲・大和久満 作調:堅田喜三久
    唄   大和左京、大和礼子、大和美世潯、大和久萌
    三味線 大和櫻笙、大和久子、大和久喜子、(低音)大和久貴
    囃子  堅田新十郎連中
  • 人形浄瑠璃文楽「生写朝顔話」宿屋から大井川の段(抜粋)
    太夫     豊竹靖太夫
    三味線    鶴澤清志郎
    朝顔(深雪) 吉田和生
チケット料金(税込)
全席指定 5,000円
U29    2,500円
・発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
U29は公演当日に29歳以下の方を対象とした優待料金です。詳しくはこちらをご覧下さい。
・会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。ご来場者情報をご記入いただきます。

※公演中止以外での払い戻しはいたしません。やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケット購入者へ券面表示金額にて払戻しいたします。
※曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※車椅子でご鑑賞の方は「車椅子専用」からお選びください。車椅子の方と付添(1名)の方がご購入いただけます。車椅子専用エリアです。
チケット発売日
2023年7月27日(木) 正午
チケットお取扱い

紀尾井ホールウェブチケット

チケットぴあ(Pコード:248-001 チケットぴあ購入ページセブンイレブン店頭購入方法 セブンイレブン店頭購入方法

お問合せ
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出演者プロフィール
  • 大和左京(やまとさきょう)

    大和左京(やまとさきょう)

    大阪市生まれ。両親の勧めで大和美世葵に入門。昭和四十四年左京の名を許される。現在テレビ、ラジオ、演奏会などで活躍している。

  • 大和櫻笙(やまとおうしょう)

    大和櫻笙(やまとおうしょう)

    東京都生まれ。父は二代目家元大和久満。三歳から稽古を始める。堀越学園芸能科を卒業後、東京藝術大学音楽学部邦楽科に入学。在学中に杵屋浄観賞を受賞。平成十年大和櫻笙の名を許される。同十二年同大学を卒業。同二十二年日本伝統文化振興財団賞受賞。同二十四年大和楽三代目家元を襲名。現在テレビ、ラジオ、舞踊会、演奏会などで活躍。作曲にも力を入れている。

  • 米川敏子(よねかわとしこ)

    米川敏子(よねかわとしこ)

    東京都生まれ。三歳より、母・初代米川敏子(文化功労者・人間国宝)に地歌・箏曲の手ほどきを受ける。平成元年より国際交流基金の自主派遣により欧州十二ヵ国にて演奏ほか、海外公演多数。同六年度芸術選奨文部大臣新人賞、同七年度文化庁芸術祭優秀賞、同十年日本伝統文化振興財団賞、同十六年度エクソンモービル音楽賞、同十七年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。同十九年米川裕枝改め二代目米川敏子を襲名。同二十三年紫綬褒章受章。同二十七年日本芸術院賞受賞。同三十年度文化庁文化交流使。くらしき作陽大学特任教授、創邦21理事長、「新しい風」メンバー、研箏会五代目家元。

  • 堅田新十郎(かただしんじゅうろう)

    堅田新十郎(かただしんじゅうろう)

    昭和四十二年人間国宝 堅田喜三久の次男として東京に生まれる。平成二年明治大学卒業後、父、喜三久のもとで演奏活動を始める。平成十年四代目堅田新十郎を襲名。現在、邦楽囃子方として、舞踊公演、歌舞伎公演、NHK「芸能花舞台」等、テレビ、ラジオ、CD、また海外でも演奏活動を行う。長唄協会会員、桐朋学園芸術短期大学講師。重要無形文化財(日本舞踊)(長唄)保持。

  • 豊竹靖太夫(とよたけやすたゆう)

    豊竹靖太夫(とよたけやすたゆう)

    平成十四年国立劇場文楽第二十期研修生修了。同十六年豊竹嶋太夫に入門、豊竹靖太夫と名のる。同年初舞台。令和三年竹本千歳太夫の門下となる。平成二十五年、二十八年、三十一年国立文楽劇場文楽賞文楽奨励賞受賞。平成二十六年、二十九年、令和二年文楽協会賞受賞。同三年国立劇場文楽賞文楽奨励賞受賞、大阪文化祭賞奨励賞受賞。

  • 鶴澤清志郎(つるざわせいしろう)

    鶴澤清志郎(つるざわせいしろう)

    平成四年国立劇場文楽第十五期研修生となる。同六年鶴澤清治に入門、鶴澤清志郎と名のる。同十五年度大阪舞台芸術新人賞受賞。同十三年、十四年、十五年文楽協会賞受賞。同十五年度因協会奨励賞受賞。同十五年、十六年度国立劇場文楽賞文楽奨励賞受賞。同二十五年度大阪文化祭賞グランプリ受賞。同二十六年度咲くやこの花賞受賞。

  • 吉田和生(よしだかずお)

    吉田和生(よしだかずお)

    昭和四十二年吉田文雀に入門、吉田和生と名のる。同四十三年初舞台。平成十五年度大阪文化祭賞受賞。同二十六年第六十四回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。同二十九年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。同三十年第五十三回大阪市市民表彰。令和元年旭日小綬章受章。現在大阪樟蔭女子大学非常勤講師。

  • 渡辺保(わたなべ たもつ)

    渡辺保(わたなべ たもつ)

    昭和十一年東京都生まれ。演劇評論家。慶応義塾大学経済学部卒業後、東宝入社。同四十年『歌舞伎に女優を』で評論デビュー。企画室長を経て退社。多数大学にて教鞭をとる。平成十二年十一月紫綬褒章、同二十一年十一月旭日小綬章、同二十八年度日本芸術院賞・恩賜賞受賞。『女形の運命』で芸術選奨新人賞、『俳優の運命』で河竹賞、『忠臣蔵 もう一つの歴史感覚』で平林たい子賞と河竹賞、『四代目市川団十郎』で芸術選奨文部大臣賞、『娘道成寺』で読売文学賞ほか受賞多数。その他、著書多数。紀尾井ホール邦楽専門委員。