公演情報

主催公演

日本製鉄紀尾井ホール

2027年3月14日(日) 14時00分

紀尾井ホール室内管弦楽団 第149回定期演奏会

●特別追加公演/選択セット券(4回セット)対象外

2026年度の掉尾を飾るのはモーツァルトづくしのプログラム。ホームグラウンドにKCOサウンドが帰ってきます。

2026年度最後の定期は再びトレヴァー・ピノックの登場です。リフレッシュした日本製鉄紀尾井ホールの再開を祝うのにふさわしいプログラムとして、モーツァルトの“ラスト3大交響曲”を選びました。1788年の6月、7月、8月とわずか1か月半の間に書かれたこれら3曲は、晩年の傑作として広く愛されています。第39番は、優雅さと躍動感に満ち溢れ、洗練された構成美が際立ちます。クラリネットの柔らかく美しいソロにもご注目ください。第40番は、情熱的でドラマティック、それでいて内面の苦悩や不安を感じさせます。そして最後の第41番はまさにモーツァルトの集大成というべき荘厳さと華麗さが融合した傑作です。それぞれが異なる個性と魅力を持ち、作曲順に聴くことで、モーツァルトの心境や音楽的発展を感じられます。ピノックと紀尾井のモーツァルトというと、第41番《ジュピター》は2004年にKCO(当時はKST)と初共演した際に選んだ作品。第39番は2012年、2度目に出演した時に演奏しました。そして第40番は2020年に《レクイエム》とともに演奏し、好評を博しました。このようにピノック&KCOにとって特別で縁の深い3曲をまとめて、お聴きいただきます。どうぞご期待ください。

本公演は特別追加公演として開催します。選択セット券(4回セット)の対象外です。あらかじめご了承ください。

公演基本情報

日時 2027年3月14日(日) 14時00分
会場 日本製鉄紀尾井ホール
出演者 トレヴァー・ピノック(指揮)、紀尾井ホール室内管弦楽団
曲目 モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543、第40番ト短調 K.550、第41番ハ長調 K.551
※ 3/12(金)、13(土)と同一プログラム
料金
(税込)
S席 8,800円 A席 7,800円 B席 5,800円 C席 4,000円
U29A席 2,000円 U29B席 1,500円
※ウェブ先行販売あり
▲本公演は4回セット券の対象外です。
発売日 一 般:2026年11月20日(金)正午 
ウェブ先行販売※:2026年3月13日(金)正午
            ~29日(日)23:59
 ※先行は紀尾井ホールウェブチケットのみ
協賛等 [特別協賛]三井不動産株式会社
[協賛]住友商事株式会社、三井物産株式会社、三菱商事株式会社
主催 公益財団法人 日本製鉄文化財団

※料金はすべて消費税込みの金額です。
※出演者・曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。
※発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
※U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする優待料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
※各会員割引は1会員様4枚までとなります。
※本公演は4回セット券購入者の振替の対象となります。特別なご事情によりの公演日振替をご希望の場合は、同公演の1公演券一般発売日から公演日1週間前までにお申し出ください。ただし公演日振替は1回限りです。
※会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。
※やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。

出演者プロフィール

  • トレヴァー・ピノック

    (Trevor Pinnock)

    首席指揮者

    1946年英国カンタベリー生まれ。奨学金を得て王立音楽院でオルガンを、さらにチェンバロも学び、チェンバロ奏者としてアカデミー室内管等で活動を開始。学生時代にはガリヤード・トリオを結成し、1966年に同トリオでロンドン・デビュー、1968年にはチェンバロ奏者としてソロ・デビューした。1972年にガリヤード・トリオを発展させ、ピリオド楽器オーケストラ「イングリッシュ・コンサート」を創設。当初7名だった同楽団はすぐに発展拡大し、世界的名声を獲得した。2003年まで30年間にわたって同楽団を率いた後、活動の幅を広げるため勇退。以降は指揮、独奏、室内楽や数々の教育プロジェクトなどで活躍している。特に指揮者としては2011~2015年シーズンに首席客演指揮者を務めたモーツァルテウム管弦楽団をはじめ、ドイツ・カンマーフィル、ロス・フィル、ゲヴァントハウス管、コンセルトヘボウ管、フランス国立管、サンタ・チェチーリア管ほかに定期的に出演。2006年には自身の60歳の記念にヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブルを創設。彼らと録音した《ブランデンブルク協奏曲》全曲のディスクは08年のグラモフォン・アワードに輝いた。2021年はポツダム室内アカデミーへの客演のほか、リトアニアのNžemė国際音楽祭でヘンデルの歌劇《アシスとガラテア》(ウェイク=ウォーカー/カント演出)、22年はフランドル歌劇場でモーツァルトの歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》(ケースマイケル演出・振付)を指揮した。
    2022/23シーズンは、これまでにボルツァーノ=トレント・ハイドン管(モーツァルト《レクイエム》)、ロイヤル・アカデミー・オペラ(ストラヴィンスキー 歌劇《放蕩児の遍歴》)、パリ室内管(ソリスト:レ・ヴァン・フランセ)、バーゼル室内管およびモーツァルテウム管(ともにソリスト:ピレシュ)、ポツダム室内アカデミー(ソリスト:ポディヨモフ)等を指揮し、さらにフランス国立管と6月(ソリスト:ピレシュ)と12月(ソリスト:ギル・シャハム)、2024年にはコンセルトヘボウ管との共演等を控えている。
    また、2021年にはダニエル・ハーディングの後任として、イタリア・ピサの音楽祭「アニマ・ムンディ」(ジュゼッペ・シノーポリ創設)の音楽監督にも就任した。
    録音での最新作は、バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻全曲(2021年録音)。次回作としてトマス・エーラー編曲の室内オーケストラ版 バッハ《パルティータ集》が今秋リリースされる予定。
    1992年大英帝国勲章CBE、1998年フランス芸術文化勲章オフィシエ受章。紀尾井ホールには1995年にイングリッシュ・コンサートを率いて初登場。1995年に再び同コンビで、さらに1999年および2001年にはレイチェル・ポッジャーやジョナサン・マンソンらとのアンサンブルで出演した。紀尾井ホール室内管弦楽団には2004年の第46回定期演奏会でデビューし、12年第86回、16年第104回に再登場、さらに15年の創立20周年記念特別演奏会と20年の創立25周年記念特別演奏会も指揮した。2022年紀尾井ホール室内管弦楽団首席指揮者就任。