主催公演
東京オペラシティコンサートホール
2026年8月1日(土) 14時00分
紀尾井ホール室内管弦楽団 第146回定期演奏会
インキネンが十八番のシベリウスとマーラーでKCOにデビュー。《コジ・ファン・トゥッテ》で聴衆を魅了したフレードリヒが再登場。
年度の最初は、日本でも人気の高いピエタリ・インキネンを初めてKCOに迎えます。プログラムは、彼が得意とするシベリウスとマーラーを組み合わせました。凝縮と多彩という全く異なるスタイルを持つ2人ですが、オリジナリティと現代性を追求した点で音楽史上でも極めて重要かつ共通性を持つ作曲家同士です。シベリウスからは、組曲で知られる《カレリア》の中から、ワーグナー風の音楽が垣間見えるユニークな序曲を、そして彼の創作活動の終盤に書かれ、「シベリウスが成し遂げた最も優れた偉業」とも称される《交響曲第7番》をお届けします。後半はマーラーの《交響曲第4番》。彼の交響曲の中でも特にチャーミングな旋律に満ちており、ブルーノ・ワルターが「天上の愛を夢見る牧歌」と讃えた作品です。第2楽章では、ヴァイオリンとホルンのソロの絡みにもぜひご注目ください。終楽章のソプラノには、2025年の《コジ・ファン・トゥッテ》でフィオルディリージを演じたマンディ・フレードリヒが、早くも再登場します。
公演基本情報
| 日時 | 2026年8月1日(土) 14時00分 |
|---|---|
| 会場 | 東京オペラシティコンサートホール |
| 出演者 | ピエタリ・インキネン(指揮)、マンディ・フレードリヒ(ソプラノ)、紀尾井ホール室内管弦楽団 |
| 曲目 | シベリウス:《カレリア》序曲 op.10 シベリウス:交響曲第7番ハ長調 op.105 マーラー:交響曲第4番ト長調 |
| 料金 (税込) |
◎4回セット券(第146回~第149回) ご予約はこちら▶特設ページへ S席 31,000円 A席 27,000円 B席 19,800円 ●1公演券(ウェブ先行販売あり) S席 8,800円 A席 7,800円 B席 5,800円 C席 4,000円 U29A席 2,000円 U29B席 1,500円 |
| 発売日 |
◎4回セット券:2026年1月16日(金)正午 ●1公演券:2026年4月3日(金)正午 ウェブ先行販売:2026年3月13日(金)正午 ~29日(日)23:59 ※先行は紀尾井ホールウェブチケットのみ |
| 協賛等 |
[特別協賛]三井不動産株式会社 [協賛]住友商事株式会社、三井物産株式会社、三菱商事株式会社 |
| 主催 | 公益財団法人 日本製鉄文化財団 |
※料金はすべて消費税込みの金額です。
※出演者・曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。
※発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
※U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする優待料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
※各会員割引は1会員様4枚までとなります。
※会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。
※やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。
出演者プロフィール
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© kaupo kikkas
ピエタリ・インキネン
(Pietari Iinkinen)
指揮
世界各地で活躍の場を広げ注目を集めるインキネン。ザールブリュッケン・カイザースラウテルンドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者を務める。日本フィルにおける任期は21年9月より2年間延長し、23年夏までとなった。2022年1月より韓国のKBS交響楽団音楽監督に3年間の任期で就任。
2019年1月にプラハ響を率いて3週間の日本公演を行い、4月には日本フィルと共にフィンランド、ドイツ、オーストリア、英国への13年ぶりのヨーロッパツアーを実現。この時、日本とフィンランドの国交100周年を記念し、ヘルシンキとインキネンの故郷コウヴォラも訪れた。
ワーグナーの音楽はインキネンの活動の紛れもない中心であり、2020年夏のバイロイトでヴァレンティン・シュヴァルツ演出の「ニーベルングの指環」全曲の新プロダクションを指揮すべく招待されたが、コロナ禍により中止となり、21年は「ワルキューレ」で予定されている。(「ニーベルングの指環」は2022年に延期)。
客員指揮者として、コンセルトヘボウ管、北ドイツ放響、ベルリン・シュターツカペレ、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、ロサンゼルス・フィル、イスラエル・フィル、バイエルン放響、バーミンガム市響、ヘルシンキ・フィル、スウェーデン放響、オスロ・フィル、ドレスデン・シュターツカペレ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管等と共演。
オペラではフィンランド国立歌劇場、ブリュッセルのモネ劇場、ベルリン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場に出演。ドレスデン国立歌劇場では、大成功した新プロダクションの「エフゲニー・オネーギン」を数回指揮している。
これまでに、2015年から2020年までプラハ交響楽団の首席指揮者、2008年から2016年までニュージーランド交響楽団の音楽監督を務め、現在は名誉指揮者の称号を持つ。
ヴァイオリニストの一面も持ち、ケルン音楽大学でザハール・ブロンに師事し、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでさらに指揮を学び始めるまでに、ソロ活動で様々な賞を受賞している。現在も、弾き振りや常連の音楽仲間との室内楽演奏を楽しむ。
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© Steffi Henn
マンディ・フレードリヒ
(Mandy Fredrich)
ソプラノ
今、同世代でもっとも人気のあるドイツ人歌手の一人。ベルリン芸術大学、ライプツィヒ音楽演劇大学で学んだ後、ローマとアムステルダムで研鑽を積む。ザルツブルク音楽祭でアーノンクールの指揮のもと、夜の女王を演じて世界的にその名を知られることとなった。その後、ヨーロッパ各地の主要な歌劇場に多数出演。現在はとりわけベルリン州立歌劇場にたびたび出演し、《魔笛》夜の女王、《フィデリオ》マルツェリーネ、《ウィンザーの陽気な女房たち》(バレンボイム指揮)フルート夫人、《ニーベルングの指環》(ティーレマンおよびジョルダン指揮チェルニアコフによる新演出)グートルーネなどで大きな成功を収めている。またリヨン公会堂で上演されたセミ・ステージ形式の《コジ・ファン・トゥッテ》のフィオルディリージ役では聴衆を魅了した。