公演情報

主催公演

東京オペラシティコンサートホール

2026年11月14日(土) 14時00分

紀尾井ホール室内管弦楽団 第148回定期演奏会

デュムソー再臨。今度のフレンチ・コンサートは室内オーケストラ用の傑作2作品とビゼー第2弾となる《カルメン》セレクション。

ピエール・デュムソーが2年ぶりにKCOに戻り、フランス音楽の魅力を凝縮したプログラムをお届けします。前半は、室内オーケストラのために書かれた、心躍る2つの作品を演奏します。イベールの《ディヴェルティスマン》は、作曲者ならではの鮮やかな色彩感とスピード感に加え、ワルツや〈結婚行進曲〉のパロディ、さらにはホイッスルまで用いる弾け切ったユーモア満載の楽しい作品です。続くプーランクの《シンフォニエッタ》は、プロコフィエフの《古典交響曲》をモデルに着手されたものの、プーランクらしい巧みなリズムと豊かな旋律美が随所に散りばめられた傑作。後半は、前回大好評だった《アルルの女》に続いて、同じくビゼーによる《カルメン》を、デュムソー自身によるオーケストラ・セレクションでお届けします。カルメン役は、これが日本デビューとなるエヴァ・ザイチク。彼女は、ウィリアム・クリスティによる若手歌手育成アカデミー『声の庭』出身で、2018年にはエリザベト王妃国際音楽コンクールおよび『新しい声』コンクールの両方で第2位を獲得した逸材です。デュムソーとはフランス・オペラ・アリア集の録音経験もあり、息の合ったコンビネーションを披露します。

公演基本情報

日時 2026年11月14日(土) 14時00分
会場 東京オペラシティコンサートホール
出演者 ピエール・デュムソー(指揮)、エヴァ・ザイチク(メゾソプラノ)、紀尾井ホール室内管弦楽団
曲目 イベール:室内管弦楽のためのディヴェルティスマン
プーランク:シンフォニエッタ FP141
ビゼー:歌劇《カルメン》(デュムソー・セレクション)
料金
(税込)
◎4回セット券(第146回~第149回)
 ご予約はこちら▶特設ページへ
 S席 31,000円 A席 27,000円 B席 19,800円
●1公演券(ウェブ先行販売あり)
 S席 8,800円 A席 7,800円 B席 5,800円 C席 4,000円
 U29A席 2,000円 U29B席 1,500円
発売日 ◎4回セット券:2026年1月16日(金)正午 
●1公演券:2026年7月3日(金)正午 
 ウェブ先行販売:2026年3月13日(金)正午
            ~29日(日)23:59
 ※先行は紀尾井ホールウェブチケットのみ
協賛等 [特別協賛]三井不動産株式会社
[協賛]住友商事株式会社、三井物産株式会社、三菱商事株式会社
主催 公益財団法人 日本製鉄文化財団

※料金はすべて消費税込みの金額です。
※出演者・曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。
※発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
※U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする優待料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
※各会員割引は1会員様4枚までとなります。
※会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。
※やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。

出演者プロフィール

  • © Edouard Brane

    ピエール・デュムソー

    (Pierre Dumoussaud)

    指揮

    1990年フランス生まれ。ADAMI指揮コンクールで第1位受賞後、ボルドー=アキテーヌ国立管で2014~16年に副指揮者を務め、その間に数多くのオペラやバレエ公演を成功に導いた。2017年に第1回ワロン王立歌劇場オペラ指揮者国際コンクールで優勝。またフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエの称号を授与された。オーケストラ指揮者としてはトゥルーズ・キャピトル国立管やフランス放送フィル、ベルリン・フィル・カラヤン・アカデミー、オーヴェルニュ管、ローザンヌ室内管、スイス・イタリア語放送管、ガリシア・レアル・フィルなどを指揮。2022年、フランス最高峰の音楽大賞ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジークにおいて、新設された新進指揮者賞を受賞した。2023年3月にはトマの歌劇《アムレ(ハムレット)》でパリ・オペラ座デビュー。同年10月にはベルリン州立歌劇場でモーツァルト《イドメネオ》が予定されている。日本ではこれまでにオーケストラ・アンサンブル金沢に2019年(日本デビュー)および2023年1月に出演。2024年2月パリ・オペラ座バレエ団として来日予定。
    紀尾井ホール室内管弦楽団には、2024年9月に続き今回が2回目の出演となる。

  • © Sylvain Gripoix

    エヴァ・ザイチク

    (Eva Zaïcik)

    メゾ・ソプラノ

    フランス出身のメゾソプラノ、エヴァ・ザイチクは、その豊かで柔軟な声質により、モンテヴェルディからチャイコフスキー、ロッシーニ、ベルリオーズまで幅広いレパートリーを自在に歌いこなす、現代を代表する声楽家の一人。2018年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位を獲得し、同年ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック・クラシックで「リリカル・レヴェレーション」に選ばれるなど、国際的な評価を確立した。これまでにウィリアム・クリスティ、フィリップ・ヘレヴェッヘ、エマニュエル・ハイム、トーマス・エンゲルブロック、ルネ・ジャコブスら世界的指揮者と共演し、欧州各地の主要歌劇場で『カルメン』『セビリアの理髪師』『スペードの女王』『アリアーヌと青ひげ』などの主要役を演じている。また、モンテヴェルディの《聖母の夕べの祈り》やベリオ《フォークソング》、マーラー《亡き子をしのぶ歌》など、宗教曲・歌曲でも高い評価を得ている。古楽アンサンブル「Le Consort」との親密なコラボレーションを通じて、Alpha Classicsより「Venez, chère ombre」(2018)、「Royal Handel」(2021)、「Mayrig」(2023)などのアルバムを発表。最新作「Rebelle」(2024)では、初代カルメンを演じたセレスティーヌ・ガリ=マリに捧げる作品を収録し、歌手・女優としての表現力を新たに示した。バロックからロマン派、現代音楽、アルメニア音楽まで、ジャンルを越えた探究心と芸術性で、聴衆を魅了し続けている。