紀尾井ホール室内管弦楽団 2021年度定期演奏会ラインナップ発表!
2020年10月28日
首席指揮者ホーネックとのコラボレーション第2期最終年。
豊穣なる実りの時へ。
紀尾井ホール室内管弦楽団(KCO)では、2021年度定期演奏会を組むに当たり、これまで築いてきた多くの財産を大切にしながら、同時に次の時代を見据えたチャレンジを目論みました。ひとつは、これまでのプログラミングの流れを活かしつつ、これ以上ないほどにバラエティに富んだ曲目の数々です。それぞれの出演者のベストを引き出す曲目を選び抜いただけでなく、各回すべてにKCOにとって初めての作品を盛り込みました。その数は実に、全20曲中13曲にも上ります(内1曲はアジア初演)。また出演者の面でも、日本の音楽ファンの前に初登場となる第126回のデルフィーヌ・ガルーをはじめ、ホーネック以外の全員がKCOデビューとなります。
このように前を向いたフレッシュで、将来の発展につなげるための試みは、2020年に降りかかった禍事によって、芸術がいかに人々にとって必要かつ大切であるかを再認識させられたことへのアンサーでもあります。音楽がもたらすさまざまな歓びを、皆さまと会場でご一緒し続けられるよう願っています。
そして、首席指揮者ライナー・ホーネックとの歩みもいよいよ5年目、第2期目の最終年となりました。ホーネックとKCOがともに育んできた、その成果にご期待ください。
※7月にも定期演奏会を予定しておりましたが、延期となったオリンピックの日程と重なり、代替日程の調整も付かなかったため、2021年度は全4回で開催いたします。