第3代首席指揮者(2022年度から)

トレヴァー・ピノック

Trevor Pinnock

トレヴァー・ピノック
1946年生まれ。チェンバロ奏者としての活動とともに、1972年にピリオド楽器オーケストラ「イングリッシュ・コンサート」を創設し30年間率いてきた。2003年以降は活動の幅を広げ、指揮、独奏、室内楽や数々の教育プロジェクトなどで活躍している。特に指揮者としては2011~2015年シーズンに首席客演指揮者を務めたモーツァルテウム管弦楽団をはじめ、ドイツ・カンマーフィル、ロス・フィル、ゲヴァントハウス管、コンセルトヘボウ管、フランス国⽴管、サンタ・チェチーリア管ほかに定期的に出演。2006年には自身の60歳の記念にヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブルを創設。彼らと録⾳した《ブランデンブルク協奏曲》全曲のディスクは08年のグラモフォン・アワードに輝いた。
2021年7月にリトアニアのN žemė国際音楽祭でヘンデルの歌劇《アシスとガラテア》を指揮した。
1992年大英帝国勲章CBE、1998年フランス芸術文化勲章オフィシエ受章。

写真:Gerard Collett

[トレヴァー・ピノックから皆さまへ]
 
この度、紀尾井ホール室内管弦楽団の首席指揮者に就任することをとても嬉しく、そして光栄に思っております。
私にとって、このオーケストラの音楽家たちとご一緒するのは、日本を訪れる中で常にもっとも重要なことでした。
私たちはこれまで17年間にもわたって共演を重ねることで、音楽作りにおいても、また大きく異なる文化を持つ人間同士としても、互いの理解と信頼を成長させてきました。
中でも、KCOとは音楽上の共通点がとても多く、共同作業を通じて互いの感情や感動を分かち合う体験を積んでこられたのは、最もエキサイティングで満足していることのひとつです。
共に音楽を作っていく過程において人間的な側面は深く重要です。日本人と英国人という異なる文化的伝統を持つ私たちが、にもかかわらず一致した表現方法を見出せるような音楽や我々の共有の人間性を探求することはきわめて意義深いことです。
2022年から始まる日本の仲間との特別な旅が今から楽しみでなりません。そして私たちは、聴衆の皆さまにとても素晴らしいものをお届けできると確信しています。
トレヴァー・ピノック