指揮:阪哲朗
会場:住友生命いずみホール(大阪)
2025年9月16日(火) 開演:19時(開場:18時30分)
主催:公益財団法人日本製鉄文化財団、日本製鉄株式会社 関西製鉄所・瀬戸内製鉄所
特別協賛:三井不動産株式会社 協賛:三井物産株式会社 三菱商事株式会社
2025年9月15日(月・祝)公演はこちら
- シェイクスピア、コルンゴルト、マックス・ラインハルトの連関を コンセプトにした豪華プログラム。 音楽性と深い知識を併せ持つ阪田知樹がKCOにデビュー。
- 第144回の特別演奏会として、大阪・住友生命いずみホールでの開催が決定しました!
指揮はKCOとの相性がすこぶるよく、定期的に客演を重ねている阪哲朗。プログラムはシェイクスピアの名高い戯曲にまつわるヴェーバーとメンデルスゾーンの作品に、コルンゴルトによる珍しいピアノ協奏曲を組み合わせました。同コンチェルトは、これまでに西日本で2回しか採り上げられておらず、これだけでも貴重な機会となります。さらに《夏の夜の夢》は全曲版。妖精が飛び回り、歓喜が爆発するような序曲や、ホルンがたっぷりと歌う夜想曲、どなたもご存知の結婚行進曲はもちろん、ソプラノ2名のきわめて美しい二重唱やかわいらしい合唱も加わるとても魅力的でチャーミングな名作です。なお、この回からKCOは日本製鉄紀尾井ホールをいったん離れます。他会場でのKCOのサウンドにもご期待ください。
- 出演者
- 阪哲朗(指揮)Tetsuro Ban conductor
阪田知樹(ピアノ)Tomoki Sakata piano
三宅理恵(ソプラノ I)Rie Miyake soprano I
山下裕賀(ソプラノ II)Hiroka Yamashita soprano II
大阪すみよし少年少女合唱団 Osaka Sumiyoshi Boys and Girls Chorus
紀尾井ホール室内管弦楽団 - 曲目
-
- ヴェーバー:歌劇《オベロン》J.306〜序曲
Carl Maria von Weber: Overture to the Opera "Oberon" J. 306 - コルンゴルト:左手のためのピアノ協奏曲嬰ハ調 op.17
Erich Wolfgang Korngold: Piano Concerto in one movement for the Left Hand in C-sharp op. 17 - メンデルスゾーン:劇付随音楽《夏の夜の夢》op.21, MWV P 3 & op.61, MWV M 13[序曲付き全曲]
Felix Mendelssohn Bartholdy: A Midsummer Night's Dream
Concert Overture No. 1 op. 21, MWV P 3
Music to Shakespeare's Comedy op. 61, MWV M 13
- ヴェーバー:歌劇《オベロン》J.306〜序曲
- チケット料金(税込)
- S席 7,000円
A席 5,000円
・発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
・会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。
※出演者・曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。
やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。
公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。
- チケット発売日
- 2025年5月9日(金)正午
- チケットお取扱い
-
チケットお取扱いについては後日発表いたします
- お問合せ
- 出演者プロフィール
-
-
© Florian Hammerich
阪哲朗(指揮)Tetsuro Ban conductor
阪 哲朗はヨーロッパでの客演も数多く、おもにドイツ、オーストリア、スイス、フランス、イタリアなどで約40に及ぶオーケストラ、歌劇場に招かれて成功を収めている。日本国内においても、多くのオーケストラ公演やオペラ公演を指揮しており、現在、山形交響楽団常任指揮者(2019年~)、びわ湖ホール芸術監督(2023年~)を務めている。
これまで、ビール市立歌劇場(スイス・ベルン州)専属指揮者(1992~97年)、ブランデンブルク歌劇場専属第一指揮者(1997~98年)、ベルリン・コーミッシェ・オーパー専属指揮者(1998~02年)、アイゼナハ歌劇場(ドイツ・テューリンゲン州)音楽総監督(2005~09年)、山形交響楽団首席客演指揮者(2007~09年)、レーゲンスブルク歌劇場(ドイツ・バイエルン州)音楽総監督(2009~17年)を歴任。ベルリン・コーミッシェ・オーパーでは、約20演目170回余を指揮。 とりわけ、クプファー新演出《天国と地獄》、ホモキ演出《ファルスタッフ》、シューラー新演出《リゴレット》などが大きな話題を集めた。また、ウィーン、フォルクスオーパーでは、2008/09年の年末年始に、同劇場のハイライトとも言うべき《こうもり》を指揮して好評を博した。ほか、シュトゥットガルト歌劇場、スイス・バーゼル歌劇場、びわ湖ホール、新国立劇場、二期会、日生劇場などで多くの作品を指揮。ドイツ国内はもとよりヨーロッパ各地で指揮した舞台作品数は約70演目、通算公演回数は1000回以上にのぼる。また、オーストリアのレッヒ音楽祭には毎年招かれている。
日本国内においては、全国共同制作オペラ・野村萬斎新演出「こうもり」、びわ湖ホール・中村敬一演出《ばらの騎士》で成功を収めたことが記憶に新しい。一方、山形交響楽団と地域文化の担い手として県内各地でのコンサート、スクールコンサートなどに積極的に取り組んでいる。2020年からベートーヴェン交響曲全曲演奏会、2023年から演奏会形式オペラシリーズをスタートさせている。また、インターネットでの配信も行い、新たなファンを獲得している。
京都市出身。京都市立芸術大学作曲専修にて廣瀬量平氏らに師事。卒業後、ウィーン国立音楽大学指揮科にてカール・エステルライヒャー、レオポルト・ハーガー、湯浅勇治の各氏に師事。
1995年第44回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。1996年京都府文化賞奨励賞、1997年ABC国際音楽賞、2000年京都市芸術新人賞、第2回ホテルオークラ音楽賞、2004年第12回渡邉暁雄音楽基金音楽賞、2006年第26回藤堂顕一郎音楽賞、2020年京都府文化賞功労賞受賞。
現在、京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻教授を務め、東京藝術大学や国立音楽大学より特別招聘教授に招かれている。さらに山形大学でも公開講座を定期的に行うなど、後進の指導にも取り組んでいる。 -
© Ayustet
阪田知樹(ピアノ)Tomoki Sakata piano
2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール(ハンガリー・ブダペスト)第1位、6つの特別賞。 2021年エリザベート王妃国際音楽コンクールピアノ部門第4位入賞。
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて弱冠19歳で最年少入賞。
ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞等5つの特別賞、クリーヴランド国際ピアノコンクールにてモーツァルト演奏における特別賞、キッシンゲン国際ピアノオリンピックではベートーヴェンの演奏を評価され、日本人初となる第1位及び聴衆賞。
国内はもとより、世界各地20ヵ国以上で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。クレムリン音楽祭では、オール・リスト・プログラムによるリサイタルをニコライ・ペトロフ氏が「世界一のリスト」と絶賛。
2015年CDデビュー、2020年3月、世界初録音を含む意欲的な編曲作品アルバムをリリース。阪田知樹ピアノ編曲集『ヴォカリーズ』を2022年5月に、『夢のあとに』を2023年7月に、阪田の作曲した《アルト・サクソフォーンとピアノのためのソナチネ》が23年11月に音楽之友社より出版。
内外でのテレビ・ラジオ等メディア出演も多い。
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、及び同大学を経て、ハノーファー音楽演劇大学にて学士、修士首席修了、現在同大学院ソリスト課程に在籍。世界的ピアニストを輩出し続ける「コモ湖国際ピアノアカデミー」の最年少生徒として認められて以来、イタリアでも研鑽を積む。パウル・バドゥラ=スコダ氏に10年に亘り師事。
2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞、2023年第32回出光音楽賞、第72回神奈川文化賞未来賞、第20回ベストデビュタント賞を受賞。
https://www.svetlinastoyanova.com -
三宅理恵(ソプラノ)Rie Miyake soprano
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。同大学院修士課程(オペラ)首席修了。
2006年よりニューヨークに渡り、ドーン・アップショウ、ロレーヌ・ヌーバー各氏の下で研鑽を積む。
バード音楽院特待奨学生としてバード音楽院修士課程(声楽)修了。
Houston Grand Opera Eleanor McCollum Competition セミファイナリスト。
Metropolitan Opera National Council auditions ニューヨークセミファイナリスト。
Palm Beach Opera Vocal Competition第4位入賞。
NTTドコモ賞授与。
2010年藤沢オペラコンクル奨励賞受賞。
2011年宮本亞門演出《フィガロの結婚》で二期会オペラデビュー。2013年には日生劇場開場50周年 飯守泰次郎指揮《フィデリオ》でマルチェリーネを演じる。2017年にはNHK音楽祭にてパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団『ドン・ジョヴァンニ』にツェルリーナで出演し、マエストロからも高い評価を得た。2021年には新国立劇場《夜鳴きうぐいす》で急遽題名役を演じ、難役を好演。続く二期会《ファルスタッフ》では数多の中からナンネッタに選ばれ、公演の成功に寄与。更には新国立劇場《スーパーエンジェル》の世界初演でエリカを演じるなど、話題の公演へ出演する。2022年には《魔笛》パパゲーナ、《オルフェオとエウリディ》アモーレ、《ファルスタッフ》ナンネッタと新国立劇場への出演が続く一方、チョン・ミョンフン指揮東京フィル《ファルスタッフ》ナンネッタでも高い評価を得るなど、ス―ブレット役では同世代の中で卓越した存在として活躍。
コンサートでの活躍も目覚ましく、2015年9月1日には松本にて行われた「マエストロ・オザワ80歳バースデー・コンサート」に唯一の日本人女性ソリストとして出演し、その模様はNHKでも放送された。2016年にはセイジ・オザワ松本フェスティバルにてファビオ・ルイージ指揮マーラー交響曲第2番《復活》にソプラノ・ソロで出演し、宮崎国際音楽祭2019ではピンカス・ズーカーマン指揮マーラー交響曲第4番のソロを務めている。
2023年NHK交響楽団第2000回定期ファビオ・ルイージ指揮マーラー《千人の交響曲》にソプラノⅢで出演し、話題となった。
他にも、紀尾井ホール主催『紀尾井 明日への扉』で国内初の本格的リサイタルを開催し好評を博す。
海外では、アメリカで2008年世界初演オペラ《A Bird in Your Ear》王女役に出演し、2009年には世界初演《Oceanic Verses》ソリストとしてカーネギーホールデビューを果たすなど、確かな実力を持つ逸材として注目を集めている。
また、NHK「リサイタル・パッシオ」、「名曲アルバム」にも出演しており、今後益々の活躍が期待されている。
二期会会員 -
© Yoshinobu Fukaya
山下裕賀(メゾソプラノ)Hiroka Yamashita mezzosoprano
東京藝術大学卒業、同大学院修士課程を首席修了。同大学院博士後期課程単位取得。武藤舞奨学金を得て、在学中にウィーンへ短期留学。2023年、第92回日本音楽コンクール声楽部門第1位および聴衆賞、第9回静岡国際オペラコンクール三浦環特別賞を受賞。2024年4月に開催された藤原歌劇団創立90周年記念公演《ラ・チェネレントラ》でタイトルロールを務め、卓越したテクニックと表現力で聴衆を魅了した。6月には山田和樹指揮・英国バーミンガム市交響楽団《蝶々夫人》スズキ、2025年8月には新国立劇場による創作委嘱作品 細川俊夫《ナターシャ》(世界初演)アラトに抜擢されそれぞれ出演を予定している。
これまでに日生劇場《ヘンゼルとグレーテル》ヘンゼル、《カプレーティとモンテッキ》ロメーオ、《セビリアの理髪師》ロジーナ、藤沢市民オペラ《ナブッコ》フェネーナなどで出演。コンサートでは、大野和士指揮・東京都交響楽団によるヤナーチェク《グラゴル・ミサ》、ドヴォルザーク《スターバト・マーテル》をはじめ、ベートーヴェン《第九》、プロコフィエフ《アレクサンドル・ネフスキー》、ヴェルディ《レクイエム》などでソリストを務める。日本声楽アカデミー会員。
-
大阪すみよし少年少女合唱団 Osaka Sumiyoshi Boys and Girls Chorus
1974年に合唱団名誉指揮者である松前幸子によって創立された。翌年に第1回の演奏会を開催して以来、毎年定期演奏会とクリスマス・コンサートを主催。2024年は創立50周年という節目の年を迎えた。内外の少年少女合唱団との交流をはじめ、日本センチュリー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪市音楽団、イタリア・ボローニャ歌劇場、などの演奏会やオペラに出演。
小学5年生から高校2年生までの団員・4歳から小学4年生までの研究生が、土曜日午後や日曜日午前の練習に励む。
合唱団代表・指導 中村恵美、指導 前田章・田代紀子・谷廣郁美・山下まゆみ
http://www.osaka-sumiyoshi.net/
-
- 関連公演
-
-
- 紀尾井ホール室内管弦楽団 2025年度定期演奏会
-
ラインナップはこちら!
-