マリオ・ブルネロのバッハ 無伴奏リサイタル
【3時間公演】

2022年10月28日(金) 開演:18時

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:日本製鉄文化財団

天衣無縫のチェリスト ブルネロが、チェロとチェロ・ピッコロを自在に操り、
バッハの2つの無伴奏大作の深奥を描きます。
 現代最高峰のチェリストのひとりで、独創的なプログラムで、常に私たちに新鮮な感動と新たな視点を与えてくれるマリオ・ブルネロ。今回の公演では、ヴァイオリンとチェロ、それぞれの楽器にとっての“聖典”とも言うべきバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」(全6曲)と「無伴奏チェロ組曲」(全6曲)を取り上げます。
 紀尾井ホールでの公演では、3曲の「パルティータ」をチェロ・ピッコロで、「無伴奏チェロ組曲」第4番から第6番を通常のチェロで演奏。残る作品は三鷹市芸術文化センター(2022年10月29日)で演奏し、2会場で全曲を聴けるという趣向です。(通し券・セット券の設定はございません)
 ヴァイオリン作品で使用するチェロ・ピッコロ(小型チェロ)はヴァイオリンより1オクターブ低く調弦された楽器。これを通常のチェロと2挺を弾き分ける趣向は、斬新な発想ながらも充分な説得力を持つブルネロ・マジックそのものです。
 ブルネロにしかできない、そしてこの公演でしか体験することができない世界をお楽しみください。

 




バッハ・プロジェクトに寄せて


 バッハが弦を4本しか持たない楽器1挺だけで壮大な世界を描きえたことは驚くべきではありませんか?
 今日でも、その音楽には私たちを魅了し驚嘆させる力があります。
 
「ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」と「チェロ組曲」。
 この2作品は、私にとっては2つの側面をもったひとつの惑星です。4本の弦の振動が織りなす美しい音楽への私の愛は、月の裏側、つまりそれまで手に取ることのなかったバッハの至宝とも言える作品を探求する旅へと私を誘いました。
 長年にわたり「チェロ組曲」に取り組んだ後、バッハもよく知っていた楽器で、18世紀半ば頃まで広く使用されていたチェロ・ピッコロを携えて、私は「ヴァイオリン・ソナタとパルティータ」をチェリストの視点から再発見することとなりました。「ベースラインから」鏡に映して見るようにして、新たな普遍的作品の全体像を発見するに至ったのです。
 
 日本は、私がデビューした頃から最も愛する国のひとつであり、皆様の前で演奏することは大きな喜びです。
 今回、チェロとチェロ・ピッコロの2つの楽器とともに、私が愛する美しいバッハの音楽を多くの方々と分かち合えることをとても楽しみにしています。

マリオ・ブルネロ


 


 


感染症拡大防止対策へのご協力のお願い
公演にお越しいただく皆さまには、会場内外での感染防止対策にご協力をお願いいたします。
次のリンクから当ホールの対策、お客様へお願いする事項を必ず事前にご確認ください。
 

紀尾井みらいシートのごあんない
 
紀尾井ホール・日本製鉄文化財団では若い世代の方に生演奏の感動を体験していただくための「紀尾井みらいシート」を設けています。
小学生から高校生の皆さんを対象に本公演にご招待します。
 

対  象
 
小学1年生から高校3年生(保護者とペア)
※ただし、高校生は保護者の承諾書提示で本人のみの申込みも可。
ご招待数 5組10名
募集期間 7月1日(金) 正午 ~ 9月28日(水)正午
当選通知 締切後1週間以内をめどにお知らせします。
応募方法
 
こちらのページを開いてよくお読みいただき、応募ページからご応募ください。

 


イベント開催時のチェックリスト


出演者
マリオ・ブルネロ Mario Brunello(チェロ&チェロ・ピッコロ)
曲目
  • バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV1002 
  • バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
  • バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
  • バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
  • バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
  • バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
チケット料金(税込)
S席 9,000円
A席 6,000円
U29 A席 2,000円

・発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする優待料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
・会場販売の当日券は、各券種+500円となります(各種割引の適用外)。ご来場者情報をご記入いただきます。

※曲目・曲順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※不測の事態で公演中止となる可能性がございます。その場合は当サイトにてお知らせいたします。
 やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケットご購入者に券面表示金額にて払戻しいたします。
 公演中止以外での払戻しはいたしません。予めご了承ください。
チケット発売日
2022年7月1日(金)正午 紀尾井ホールウェブチケット・チケットぴあ・イープラスともに
チケットお取扱い

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お問合せ
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出演者プロフィール
  • マリオ・ブルネロ(チェロ、チェロ・ピッコロ)
    Mario Brunello, cello & cello piccolo

    1986年チャイコフスキー国際コンクール優勝。ゲルギエフ、テミルカーノフ、シャイー、ムーティ、ガッティ、ジョン・アクセルロッド、チョン、小澤、アバドらの指揮のもと、ロンドン・フィル、ミュンヘン・フィル、フィラデルフィア管、マーラー・チェンバー・オーケストラ、フランス国立管、N響など世界を代表するオーケストラと共演している。またアバドとの関係は長年にわたり、ルツェルン祝祭管にメンバーとして度々招かれてきた。室内楽ではクレーメル、アルゲリッチ、F. P. ツィンマーマン、バシュメット、ポリーニ、アファナシエフ、アルバン・ベルク四重奏団などと共演。
    ブルネロは数多くの録音を残しており、J. S. バッハの無伴奏チェロ組曲、ブラームス、ベートーヴェン、ショパンのチェロ・ソナタ、そして無伴奏チェロのための現代音楽作品を録音している。
    近年の主な活動としては、パッパーノ指揮サンタ・チェチーリア管との共演及びレコーディング、クレメラータ・バルティカとのツアー(指揮およびソリスト)などが挙げられる。
    紀尾井ホール室内管弦楽団(紀尾井シンフォニエッタ東京)への出演は当団客演指揮者として最多の7回目となる。
    使用楽器は1600年代に製作された「マッジーニ」。

    マリオ・ブルネロ(チェロ、チェロ・ピッコロ)<br />Mario Brunello, <i>cello & cello piccolo</i>

    マリオ・ブルネロ(チェロ、チェロ・ピッコロ)
    Mario Brunello, cello & cello piccolo

    (C) Giulio Favotto Otium