2024年度 紀尾井 明日への扉 公演のご案内

紀尾井 明日への扉2024

いまキラリと光る若手アーティストが開く「紀尾井 明日への扉」
――― その向こうにある大きな未来と豊かな音楽の世界へご案内します。

  
魅力あふれる未来の巨匠たちが、リサイタルを通して大きく羽ばたく。
これからの音楽界を担う才能に、驚嘆、感動し、惜しみない拍手をお贈りください。
 
協賛:三菱地所株式会社

第39回 水野斗希(コントラバス)

2024年6月6日(木)19時 [発売日]2024年3月8日(金)正午
公演内容詳細
2023年開催の第21回東京音楽コンクール弦楽部門で、大学2年生にして同コンクール史上初となるコントラバスで第1位を受賞した逸材。低音を支える重厚なイメージを脱し、今や軽やかに歌う楽器ともなったコントラバスの魅力を、若き才能が自在に引き出します。
[曲目] フランティシェク・チェルニー:夜想曲と間奏曲
ミシェク:コントラバス・ソナタ第1番
ピアソラ:キーチョ
ドラゴネッティ:12のワルツより第10番, 第11番
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 op.120-2
[プロフィール]
水野斗希
 水野斗希 Toki Mizuno © Ayane Shindo
2003年愛知県出身。東海高等学校を経て、現在東京藝術大学3年に在学中。
第1回泉の森コントラバスコンクール総合グランプリ。第24回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-U第2位。また大学内にて福島賞を受賞。これまでにソリストとして大阪交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演。2023北九州国際音楽祭に出演。
高校2年在学時、母校のオーケストラ部である東海学園交響楽団の定期演奏会でベートーヴェンの交響曲第7番などを指揮し、卒業後の定期演奏会ではドヴォルザークのチェロ協奏曲をソリストとして演奏。
真駒内六花亭ホールや地元の名古屋などでリサイタルを開催し好評を博した。
またコントラバスのピアノ伴奏も積極的に行っている。
第33回JPTAピアノ・オーディションB部門全国大会に出場。
これまでにコントラバスを榊原利修、吉田秀、池松宏、石川滋、ピアノを宮本真樹子、志田菊美、伊藤美江、山城浩一の各氏に師事。
2023年7月紀尾井ホール室内管弦楽団第135回定期演奏会にエキストラ参加。
2023年8月開催の第21回東京音楽コンクール弦楽部門で当コンクール史上初となるコントラバスで第1位を受賞。
[共演者] 小澤佳永(ピアノ)

第40回 平野友葵(ヴァイオリン)

2024年7月18日(木)19時 [発売日]2024年4月12日(金)正午
公演内容詳細
第89回日本音楽コンクール第2位をはじめ、学生コンクールを総なめにしてきた平野友葵の初のソロ・リサイタル。2023年秋ウィーンに留学し、さらなる研鑽を積んでいる彼女の成長と飛躍にご期待ください。
[曲目] グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 op.45
ショーソン:詩曲 op.25
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 op.9
ラヴェル:ツィガーヌ
[プロフィール]
平野友葵
 平野友葵 Yuki Hirano
2004年生まれ、札幌出身。5歳よりヴァイオリンを始める。
桐朋学園大学附属「子供のための音楽教室」札幌教室に入室。
2014年北海道毎日学生音楽コンクール小学校の部第1位。第69回全日本学生音楽コンクール小学校の部全国大会第2位、横浜市民賞、ANA賞。第26、27回日本クラシック音楽コンクール小学校、中学校の部 全国大会第2位(最高位)。第71回全日本学生音楽コンクール中学校の部全国大会第1位、兎束賞、東儀賞、かんぽ生命奨励賞、サントリー芸術財団名器特別賞。第12、14、15回ミュージック・アカデミーinみやざき2019/2021/2022優秀賞。第89回日本音楽コンクール第2位、E.ナカミチ賞。
2022、23年度宗次エンジェル基金/日本演奏連盟奨学生。2023年度明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。
これまでに高関健氏指揮東京シティフィルハーモニック管弦楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団、大友直人氏指揮群馬交響楽団、山下一史氏指揮千葉交響楽団と共演。
これまでに福島紫氏、徳永二男氏に師事。現在は特待生として桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コースに在籍しながら、2023年秋よりウィーン市立音楽芸術大学へ留学しパヴェル・ヴェルニコフ氏のもとで学ぶ。
この「明日への扉」がデビュー・リサイタルとなる。
[共演者] 開原由紀乃(ピアノ)

第41回 井上玲(リコーダー)

2024年12月12日(木)19時 [発売日]2024年8月30日(金)正午
公演内容詳細
小鳥に歌を教えるための楽器ともいわれ、きわめて歴史が古いリコーダーは、あらゆる音楽ファンを魅了する楽器です。そのリコーダーの奥深き世界へと井上玲が誘います。
[曲目] コレッリ:ソナタ第1番ヘ長調 op.5-9
ヘンデル:ソナタ イ短調 HWV 362
ヘンデル:ソナタ ニ短調 HWV 367a
コレッリ:《ラ・フォリア》ト短調 op.5-12
作者不詳:コレッリのサラバンドによるグラウンド
ほか
[プロフィール]
井上玲
 井上玲 Rei Inoue
1998年、大阪府に生まれる。幼少より古楽に関心を抱き、8歳よりリコーダーを、11歳よりフラウト・トラヴェルソを始める。灘中学校・高等学校を経て東京大学文学部(美術史学専修課程)を卒業後、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程(音楽文化学専攻)を学科首席で修了。修了時には大学院アカンサス音楽賞を受賞し、修了式において同賞の総代を務めた。修士論文『17世紀後半から18世紀前半にかけてのリコーダーとフルートの編曲文化──パリとロンドンの音楽愛好家の活動を中心に──』は高い評価を受け、2023年3月の学内論文発表会、および同年5月の日本音楽学会東日本支部定例会に推薦を受ける。
一方で演奏においても中学在学中よりコンクールでの受賞を重ね、2011年第17回KOBE国際音楽コンクールにて奨励賞、高校では2014年第2回兵庫県リコーダーコンテストで金賞・兵庫県教育長賞、および同年第35回全日本リコーダーコンテストで金賞を受賞。大学在学中の2019年、第32回国際古楽コンクール〈山梨〉旋律楽器部門で第3位(第1位なし)。大学院在籍中の2021年にはドイツ・マクデブルクで開催された第11回テレマン国際古楽コンクールにて第2位および聴衆賞を受賞。審査委員長を務めたフラウト・トラヴェルソ奏者バルトルド・クイケン氏をはじめ審査員からの激賞を受けた。本選でライプツィヒ・バロックオーケストラと共演した演奏は収録され、ドイツのラジオ局 MDR KULTURより放送された。
これまでにリコーダーを山岡重治、庄野龍夫、フラウト・トラヴェルソを前田りり子、庄野龍夫、音楽学を大角欣矢、室内楽を大塚直哉、野々下由香里、鈴木秀美、福澤宏、若松夏美の各氏に師事。またケース・ブッケ、ワルター・ファン・ハウウェ、ペーテル・ファン・ヘイヘン、パトリック・デネッカー、ダニエル・ブリュッヘン、ダン・ラウリン、グレン・ウィルソンの各氏ら国内外の演奏家から定期的に指導を受け、研鑽を積む。
現在は気鋭のリコーダー奏者として東京と大阪を中心とした積極的な演奏活動を展開しているほか、NHK-FM『リサイタル・パッシオ』に出演するなど活躍の幅を広げている。
https://reiinoue.wordpress.com
[共演者] 桒形亜樹子(チェンバロ)、森川麻子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

第42回 トリオ・エクス(ピアノ三重奏)

2025年2月27日(木)19時 [発売日]2024年11月8日(金)正午
公演内容詳細
ベルリン留学で出会った3名が2022年に結成したばかりの新生トリオ。結成半年後にはリヨン国際音楽コンクールで第3位に入賞するなど、スタートも輝かしく、その後も着実に実績を重ねる彼らが紀尾井ホールで本格的な日本をデビュー果たします。
[曲目] レベッカ・クラーク:ピアノ三重奏曲 ほか
[プロフィール]
トリオ・エクス
 トリオ・エクス Trio Ex
トリオExは、2022年にリード希亜奈(ピアノ)、友滝真由(ヴァイオリン)、藤原秀章(チェロ)によってベルリンにて結成。
結成からわずか半年後の2023年4月に開催された第18回リヨン国際音楽コンクールにて第3位及び委嘱作品賞を受賞。審査員長を務めたトリオ・ヴァンダラーのピアニスト、ヴァンサン・コック氏より、“トリオExは、ブラームスのロ長調三重奏曲を特筆すべき演奏で聴かせた。そこにはフレージング、構成力、力強さ、歌心のすべてが、ごく自然に、そして見事に表現されていた”と、高い評価を得る。
その後6月にベルリンで開催されたアリス・ザムター室内楽コンクールで第2位受賞、第72回ミュンヘンARD国際音楽コンクールセミファイナリストに選出されるなど、飛躍を続けている。
ベルリンを拠点に、ベルリン・フィルハーモニーホールや、楽器博物館、在ドイツ日本大使館などでコンサートを開催し、いずれも好評を博す。
ベルリン芸術大学にてヴィネタ・サレイカ=フォルクナー、ハンス・アイスラー音楽大学にてジョナサン・アーナー、またベルリン・フィル ヴィオラ奏者のウルリヒ・クネルツァーの各氏に師事。
当「明日への扉」公演が本格的な日本デビューとなる。
料金(税込・手数料別)
〈4公演セット券〉※ S席:10,000円 A席:2,000円
 [発  売] 2024年2月9日(金)正午
紀尾井ホールウェブチケットのみでお取扱い
 [販売期間] 6月6日(木)(第39回公演当日)13時まで
  ※ 第39回から第42回までの2024年度4公演を、同一座席でご鑑賞いただけます。
   
〈各公演 単券〉 S席 3,000円 A席 500円 U29 S席 1,000円
紀尾井サポートシステムあおい会員の皆さまへ

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紀尾井 明日への扉2024
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