公演の聴きどころ
江戸時代の風景、風物、生活などをテーマに、お話と邦楽演奏をお楽しみいただく本シリーズは、「深川」「吉原」「酒」から始まり、第4回に「隅田川」を取り上げました。
江戸の町の東側を流れる隅田川は、江戸の人々にとって、水害や大火にたびたび見舞われた地でもありましたが、同時に生活や憩いの場としてなくてはならない存在でした。文化の面でもとりわけ能の「隅田川」を元にした“隅田川物”が数多く生み出され、芝居では川や橋、川の両岸が重要な舞台となりました。
まだまだ語り足りない「隅田川」の魅力を、隅田川第二弾として、そして本シリーズの最終回として、隅田川の両岸の景色より、柳橋から吉原、深川をめぐります。