2021年11月6日(土) 開演:14時
主催:日本製鉄文化財団
《ピョートル・アンデルシェフスキ入国のお知らせ》
長らくお待たせしましたが、このたびピョートル・アンデルシェフスキは入国が許可され、すでに政府の定める隔離期間に入りました。
今回の来日に際しては関係省庁との協議を重ね、日本への入国また滞在期間中における厳重な防疫措置と行動の管理を行う条件で入国が認められました。
感染予防対策を徹底し、皆様のご来場をお待ちしております。
10月22日(金)更新▶
《追加販売のお知らせ》
本公演につきまして、緊急事態宣言解除後に設定された段階的緩和措置が10月24日に終了する見通しのため、これまで販売を見合わせていた座席を、10月25日(月)正午より販売いたします。
- 鍵盤の詩人にして思索者アンデルシェフスキがKCOに初登場
- 鍵盤の詩人にして思索者アンデルシェフスキがKCOに初登場し、モーツァルトのピアノ協奏曲を弾き振りでお届けします。
彼がKCOデビューに選んだのは、モーツァルトの27あるピアノ協奏曲のうち、2つしかない短調作品のひとつである第24番と、彼にとって日本初披露となる第12番の2曲。今回指揮者を置かず、彼が自ら弾き振りすることに拘ったのは、KCOのメンバーと室内楽のように一体となった音楽作りを求めたためです。
コンサートではこの他、プロコフィエフとアンデルシェフスキの同郷の先輩作曲家であるルトスワフスキ作品もお聴きいただきますが、こちらは指揮なしで。2020年9月の第123回定期で聴衆をあっと言わせた指揮なしKCOの高いポテンシャルが、ここでもいかんなく発揮されるでしょう。
- 出演者
- ピョートル・アンデルシェフスキ Piotr Anderszewski (Cond & Pf)
- 曲目
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- プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調《古典交響曲》op.25(指揮なし)
Sergei Prokofiev: Symphony No. 1 in D major op. 25 “Classical Symphony” - モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
Wolfgang Amadeus Mozart: Piano Concerto No. 12 in A major K. 414 - ルトスワフスキ:室内オーケストラのための小組曲(1950年オリジナル版)(指揮なし)
Witold Lutosławski: Mała suita (Little Suite) for Chamber Orchestra (1950 original version) - モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
Wolfgang Amadeus Mozart: Piano Concerto No. 24 in C minor K. 491
- プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調《古典交響曲》op.25(指揮なし)
- チケット料金(税込)
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S席 8,800円
A席 7,800円
B席 5,800円
U29* A席2,000円
U29* B席1,500円
*U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする割引料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
※各会員割引は1会員様4枚までとなります。
※定期会員の方で、特別なご事情により公演日振替(金→土/土→金)をご希望の場合は、こちらをご覧ください。 - チケット発売日
- 2021年9月24日(木)午前0時~ ※紀尾井ホールウェブチケットのみ取扱い
- 友の会優先チケット発売日
- 2021年9月22日(火)午前0時~ ※紀尾井ホールウェブチケットのみ取扱い
- チケットお取扱い
- お問合せ
- 紀尾井ホールウェブチケット E-mail:webticket(at)kioi-hall.or.jp [(at)を半角の@に直してお送りください]
- 出演者プロフィール
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(c) Simon Fowler
ピョートル・アンデルシェフスキ(指揮・ピアノ)Piotr Anderszewski, conductor & piano
ピョートル・アンデルシェフスキは、現代を代表する傑出した音楽家のひとりとして際立つ存在感を示しており、ウィーン・コンツェルトハウス、ベルリン・フィルハーモニー、ロンドンのウィグモア・ホール、ニューヨークのカーネギー・ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウなどから繰り返しリサイタルに招かれている。またソリストとして、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シュターツカペレ・ベルリン、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団、NHK交響楽団などと共演。スコットランド室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、カメラータ・ザルツブルクをはじめ、オーケストラを弾き振りする機会も数多い。
2017年/2018年シーズンには、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、パリ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロンドン交響楽団等と共演。シカゴのシンフォニー・センター、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ロンドンのバービカン・センターでリサイタルを開催。また2018年春には、スコットランド室内管弦楽団の弾き振りで大規模なヨーロッパ・ツアーを行った。
録音では、2000年よりワーナー・クラシックス/エラート(旧:ヴァージン・クラシックス)と専属契約を結んでいる。同レーベルへのデビュー盤『ベートーヴェン:ディアベッリの主題による33の変奏曲』は、「ル・モンド・ド・ラ・ミュジーク」誌のショック賞とエコー・クラシック・アワードを筆頭に、数々の賞に輝いた。このほか代表的な録音に、グラミー賞にノミネートされた『バッハ:パルティータ第1、3、6番』、絶賛を浴びた『ショパン・リサイタル』などがある。愛着ある同郷の作曲家、シマノフスキの作品を集めたソロ・アルバム『シマノフスキ・ピアノ・アルバム』も高い評価を得、2006年のクラシックFMグラモフォン・アワード(器楽部門)を受賞。『シューマン:ピアノ作品集(暁の歌 他)』も、2011年のエコー・クラシック・アワードと2012年の「BBCミュージック・マガジン」誌の年間最優秀レコード賞をそれぞれ授与された。2014年11月にリリースされた『バッハ:イギリス組曲第3、1、5番』も、翌年にグラモフォン・アワードおよびエコー・クラシック・アワードを贈られている。最新盤は、2018年1月に発表したヨーロッパ室内管弦楽団を弾き振りした『モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番、27番』。
強烈かつ独創性に溢れる演奏を称えられ、4年に1度だけ卓越したピアニストに与えられるギルモア・アーティスト賞をはじめ、シマノフスキ賞、ロイヤル・フィルハーモニック協会器楽賞などの名誉ある賞を授与されている。
著名な映像作家ブリュノ・モンサンジョン監督は、アンデルシェフスキをテーマとする2つのドキュメンタリー・フィルムを仏独共同テレビARTEで制作。『アンデルシェフスキ・プレイズ・ディアベッリ・バリエーション』(2001)では、彼と《ディアベッリ協奏曲 作品120》の特異な絆に迫った。一方、『アンクワイエット・トラベラー』(2008)は、音楽、演奏、そしてポーランド人・ハンガリー人としての自身のルーツに対峙するアンデルシェフスキをカメラが追う、ユニークなポートレート作品である。その後モンサンジョン監督は第3弾として、アンデルシェフスキとシューマンの音楽の関係に光を当てるドキュメンタリーを、ポーランド・テレビで発表(初回放送は2010年)している。
2016年には、アンデルシェフスキ自らカメラを回し、自身の故郷ワルシャワとの関わりを解き明かす音楽ドキュメンタリーフィルム"私はワルシャワ"を制作した。
今回が紀尾井ホール室内管弦楽団デビュー。
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- 紀尾井ホール室内管弦楽団 2021年度定期演奏会
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