紀尾井ホール室内管弦楽団 第118回定期演奏会
ミュトスとロゴスⅢ 未来を見抜く者

2019年9月28日(土) 開演:14時

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:日本製鉄文化財団

2019年9月27日(金)公演はこちら

失われた台本を初演当日のプログラムから再現した《プロメテウスの創造物》。名優・西村まさ彦の軽妙洒脱な語りに乗せて。
好評の〈ミュトスとロゴス〉の第3弾です。今回はミュトスにギリシャ神話のプロメテウスを、ロゴスにはバッハとメンデルスゾーンをイメージしてみました。バッハのヴァイオリン協奏曲第2番は、2017年度の二重協奏曲、18年度の第1番に続くホーネックのバッハ完結編ともなります。メンデルスゾーンが14歳で書いた弦楽のための交響曲第10番は、清澄な響きと豊かな歌、そして愁いを帯びつつも快活な若々しさを特徴とする佳品。KCOストリングスのすぐれたアンサンブルが、本作の魅力を十全に描き出します。後半は2009年12月に序曲を録音もした《プロメテウスの創造物》。あれから10年ぶりとなる今回はいよいよ全曲版を採りあげます。さらに、失われた台本をベートーヴェン研究家の平野昭氏が諸史料から再現し、名優西村まさ彦の軽妙洒脱な語りに乗せてお贈りします。
出演者
ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン)Rainer Honeck conductor & violin
西村まさ彦(語り)Masahiko NIshimura narration
曲目
  • J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV1042
    J.S.Bach: Violin Concerto No. 2 in E major BWV 1042
  • メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第10番ロ短調 MWV N 10
    Felix Mendelssohn: String Symphony No. 10 in B minor MWV N 10
  • ベートーヴェン:バレエ音楽《プロメテウスの創造物》op.43(全曲・語り付き)
    Ludwig van Beethoven: Ballet “Die Geschöpfe des Prometheus” (The Creatures of Prometheus) op. 43 (complete ballet)
チケット料金(税込)
2019年度定期会員  【販売終了】
11月1日(木)募集受付開始
(全5公演 同一曜日・同一座席 連続券)
S席26,000円  A席21,000円 B席14,000円
<詳細・お申込みはこちら>

〔セレクト3〕12月15日(土)発売
(3公演券 お好きな3回を曜日・座席指定)
S席16,200円 A席13,200円 <詳細・お申込みはこちら>

単券
S席 6,300円 
A席 5,250円 
B席 3,650円 
U29* A席2,000円 
U29* B席1,500円 
*U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする割引料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
チケット発売日
単券発売 2019年6月1日(土)ウェブチケット:午前0時/電話:午前10時
友の会優先チケット発売日
単券発売 2019年5月29日(水)ウェブチケット:午前0時/電話:午前10時
チケットお取扱い
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
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お問合せ
紀尾井ホールチケットセンター Tel:03-3237-0061(2021年3月31日まで)
紀尾井ホールウェブチケット E-mail:webticket(at)kioi-hall.or.jp [(at)を半角の@に直してお送りください]
出演者プロフィール
  • ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン) Rainer Honeck, Conductor&Violin

    1961年、オーストリアの西端国境に近いネンツィング生まれ。7歳からヴァイオリンを学び始め、ウィーン音楽芸術高校でエディト・ベルチンガーに師事、またウイーン・フィルのアルフレート・シュタールにもプライベートに師事した。1978年にカール・ベーム基金の奨学金を得て、初めてウィーン・フィルに参加。その後、1981年にウィーン国立歌劇場管およびウィーン・フィルに第1ヴァイオリン奏者として正式に入団し、1984年より国立歌劇場管、92年からはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任。2017年にキュッヒルが定年退職した現在、同オーケストラで最も長いキャリアを誇るコンサートマスターとして活躍している。その名演奏は、小澤征爾指揮の《シェエラザード》、ティーレマン指揮の《英雄の生涯》など、多くの録音や映像ソフトでも聴くことができる。
    オーケストラ以外にも、ソリストとしてオーストリア、欧州、日本、アメリカなどで活躍。これまでにウィーン・フィル、ロンドン響、ピッツバーグ響、マリインスキー響などの著名オーケストラや、ブロムシュテット、ビシュコフ、アダム・フィッシャー、ガッティ、ゲルギエフ、ハーディング、マンフレート・ホーネック、ヤンソンス、ムーティ、オロスコ=エストラーダ、キリル・ペトレンコ、ティルソン・トーマスらと共演している。
    室内楽奏者としては、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンの創設者兼リーダー(1989~99)をはじめ、ウィーン弦楽ゾリステン(1982~2004)、アンサンブル・ウィーンのリーダー(~2010)、2008年からはウィーン=ベルリン室内管のリーダーを務めた。
    録音ではチェコ・フィルとのドヴォルジャークとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をはじめ、シューベルトのヴァイオリンとピアノのための作品全集、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集などをリリースしている。
    指揮者としても活動しており、これまでにマルメ響のほか、日本では名古屋フィル、読売日響、山形響、新日本フィルなどを指揮。紀尾井ホール室内管弦楽団(旧・紀尾井シンフォニエッタ東京)には、2008年5月の第64回定期演奏会シューベルト・プログラムでデビューし、2017年4月より同室内管首席指揮者に就任した。
    使用楽器は、以前は1709年製のストラディヴァリウス““ex-Hammerle”だったが、現在はキュッヒルが使っていた1725年製のストラディヴァリウス“シャコンヌ”を受け継いでいる(ともにオーストリア国立銀行からの貸与)。

    ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン) Rainer Honeck, Conductor&Violin

    ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン) Rainer Honeck, Conductor&Violin

    (C)ヒダキトモコ

    • 西村まさ彦(語り) Masahiko Nishimura, Narration

      西村まさ彦(語り) Masahiko Nishimura, Narration

      12月12日生まれ。富山県出身。近年ではNHK大河ドラマ「真田丸」、映画「家族はつらいよ」シリーズなど、ドラマ・映画・舞台とジャンルを超えて数多くの作品に出演。2018年「家族はつらいよ2」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。また、一般応募者を募り舞台を創る演劇ワークショップを日本各地で行っている。

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