2021年9月17日(金) 開演:19時(18時15分開場)
予定枚数終了
主催:日本製鉄文化財団
たいへんお待たせしましたが、この回に出演予定の首席指揮者ライナー・ホーネックとコンサートマスターのアントン・バラホフスキーは入国が許可され、両者ともすでに政府の定める隔離期間に入っております。
今回の来日に際しては関係省庁との協議を重ね、日本への入国また滞在期間中における厳重な防疫措置と行動の管理を行う条件で入国が認められました。
ホーネックおよびバラホフスキーとの共演は、昨年2月の第120回定期以来、実に1年半ぶり、またプログラムは、昨年6月に予定していたものと同一内容でのリターン・マッチとなります。どうぞご期待ください。
感染予防対策を徹底し、皆様のご来場をお待ちしております。
※昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の現状を受け、日本政府及び地方自治体、各開催ホール等のガイドラインに沿い、感染の兆候や基礎疾患等で、ご来場をお控えいただくお客様には、チケット代金を払戻しさせていただきます。
- フル・オーケストラで、ホーネック自身の弾き振りによる大作ブラームス
- この回は、昨年6月に予定されつつも、中止を余儀なくされた第122回のプログラムを丸ごと再現するリターン・マッチです。第116回定期演奏会と対を成すように、管楽、弦楽、オーケストラと、3曲すべて編成が大きく異なるものを並べました。
前半はドヴォルザークらしい旋律美に溢れ、朗らかで活き活きと楽しいセレナード、続いてブルックナーの数少ない室内楽のひとつである弦楽五重奏曲から、第3楽章アダージョを弦楽合奏でお贈りします。ちなみにブルックナーにこの曲を書くように勧め、初演を手掛けたのは、ホーネックのウィーン・フィル・コンサートマスターの先輩ヨーゼフ・ヘルメスベルガーでした。
コンサートの後半は第120回のベートーヴェンに続くホーネック自身の弾き振りによる大作ブラームスのヴァイオリン協奏曲!
すべて同じ年(1878年)に書き始められた3つの作品の個性の差を、KCOの精妙な演奏で聴き比べてみてください。
- 出演者
- ライナー・ホーネック Rainer Honeck(Cond & Vn)
- 曲目
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- ドヴォルザーク:管楽セレナード ニ短調 op.44, B77
Antonín Dvořák: Serenade for Wind Instruments, Violoncello and Double Bass in D minor op. 44, B 77 - ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調 WAB112~アダージョ(スクロヴァチェフスキ編弦楽合奏版)
Anton Bruckner: Adagio from String Quintet in F major for string orchestra arranged by Stanislav Skrowaczewski - ブラームス ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
Johannes Brahms: Violin Concerto in D major op. 77
- ドヴォルザーク:管楽セレナード ニ短調 op.44, B77
- チケット料金(税込)
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S席 8,800円
A席 7,800円
B席 5,800円
U29* A席2,000円
U29* B席1,500円
*U29は公演当日に29歳以下の方を対象とする割引料金です。詳しくはこちらをご覧ください。
※各会員割引は1会員様4枚までとなります。
※定期会員の方で、特別なご事情により公演日振替(金→土/土→金)をご希望の場合は、こちらをご覧ください。 -
※やむを得ない事情により公演中止となる場合には、チケット購入者へ券面表示金額にて払戻しいたします。手数料等の払戻しはございません。予めご了承ください。
※曲目は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
- チケット発売日
- 2021年7月30日(金)午前0時 ※発売曜日が変わりました。ご留意ください。
- 友の会優先チケット発売日
- 2021年7月28日(水)午前0時 ※定期会員も対象
- チケットお取扱い
- お問合せ
- 紀尾井ホールウェブチケット E-mail:webticket(at)kioi-hall.or.jp [(at)を半角の@に直してお送りください]
- 出演者プロフィール
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© ヒダキトモコ
ライナー・ホーネック(指揮・ヴァイオリン)Rainer Honeck, conductor & violin
1961年、オーストリアの西端国境に近いネンツィング生まれ。7歳からヴァイオリンを学び始め、ウィーン国立音楽大学でエディト・ベルチンガーに師事、またウィーン・フィルのアルフレート・シュタールにもプライベートに師事した。1978年にカール・ベーム基金の奨学金を得て、初めてウィーン・フィルに参加。その後、1981年にウィーン国立歌劇場管およびウィーン・フィルに第1ヴァイオリン奏者として正式に入団し、1984年より国立歌劇場管、92年からはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任。2017年にキュッヒルが定年退職した現在、同オーケストラで最も長いキャリアを誇るコンサートマスターとして活躍している。その名演奏は、小澤征爾指揮の《シェエラザード》、ティーレマン指揮の《英雄の生涯》など、多くの録音や映像ソフトでも聴くことができる。
オーケストラ以外にも、ソリストとしてオーストリア、欧州、日本、アメリカなどで活躍。これまでにウィーン・フィル、ロンドン響、ピッツバーグ響、マリインスキー響などの著名オーケストラや、ブロムシュテット、ビシュコフ、アダム・フィッシャー、ガッティ、ゲルギエフ、ハーディング、マンフレート・ホーネック、ヤンソンス、ムーティ、オロスコ=エストラーダ、キリル・ペトレンコ、ティルソン・トーマスらと共演している。
室内楽奏者としては、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンの創設者兼リーダー(1989~99)をはじめ、ウィーン弦楽ゾリステン(1982~2004)、アンサンブル・ウィーンのリーダー(~2010)、2008年からはウィーン=ベルリン室内管のリーダーを務めた。
録音ではチェコ・フィルとのドヴォルジャークとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をはじめ、シューベルトのヴァイオリンとピアノのための作品全集、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集などをリリースしている。
指揮者としても活動しており、これまでにマルメ響のほか、日本では名古屋フィル、読売日響、山形響、新日本フィルなどを指揮。紀尾井ホール室内管弦楽団(旧・紀尾井シンフォニエッタ東京)には、2008年5月の第64回定期演奏会シューベルト・プログラムでデビューし、2017年4月より同室内管首席指揮者に就任した。
使用楽器は、以前は1709年製のストラディヴァリウス“ex-Hammerle”だったが、現在はキュッヒルが使っていた1725年製のストラディヴァリウス“シャコンヌ”を受け継いでいる(ともにオーストリア国立銀行からの貸与)。
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- 関連公演
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- 紀尾井ホール室内管弦楽団 第127回定期演奏会【土曜日】
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2021年9月18日(土)14時
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