(十八)新吉原
2018年11月27日(火) 開演:18時30分
予定枚数終了
主催:日本製鉄文化財団
- 江戸の人にとって歌舞伎芝居と共に最大の娯楽の場所 新吉原
- 江戸幕府の公認を得た遊郭は、現在の日本橋人形町あたりに開設、当時は海岸に近く「葦」が繁茂していたことから「吉原」と命名されました。しかし、明暦の大火(1657)によって吉原も焼失、浅草寺裏の日本堤へ移転し、「新吉原」として再出発しました。
幕府が、二大悪所として歌舞伎芝居と共に忌み嫌ったほど人気の歓楽街だった吉原を舞台にした芝居の黒御簾音楽、長唄、新内を通して、華やかな江戸の文化をお届けします。
- 出演者
- 渡辺保(お話)、鳥羽屋三右衛門社中、尾上菊五郎劇団音楽部、田中傳左衛門社中(黒御簾音楽)、杵屋利光、東音味見純(唄)、今藤長龍郎、稀音家六四郎(三味線)、堅田新十郎社中(蔭囃子)、鶴賀若狭掾、新内勝一朗、鶴賀伊勢一郎(新内)
- 曲目
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- 新吉原の話
渡辺保 - 黒御簾音楽で吉原を聴く
演奏 鳥羽屋三右衛門社中
尾上菊五郎劇団音楽部
田中傳左衛門社中 - 長唄「助六」
唄 杵屋利光、東音味見純
三味線 今藤長龍郎、稀音家一郎
蔭囃子 堅田新十郎社中 - 新内「明烏夢泡雪 浦里部屋」
浄瑠璃 鶴賀若狭掾
三味線 新内勝一朗
上調子 鶴賀伊勢一郎
- 新吉原の話
- チケット料金(税込)
2公演(11/27&2/17)セット券(税込) 7,000円【予定枚数終了】 全席指定(税込) 4,000円【予定枚数終了】 学生優待(税込) 2,000円【予定枚数終了】
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※掲載の料金のほか、発券時に所定の手数料がかかります。手数料はお支払方法により異なります。
※学生席は、紀尾井ホールチケットセンター(電話)のみで取扱います。
※出演者・曲目・演奏順は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。
※小学生のご鑑賞には保護者(成人)のご同伴をお願いします。
※乳幼児等未就学の方のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
※演奏中のご入場はご遠慮いただいております。
- チケット発売日
- 2公演セット券 2018年9月6日(木)*セット券のご予約はこちら単券 2018年9月13日(木)
- 友の会優先チケット発売日
- 2公演セット券 2018年9月4日(火)*セット券のご予約はこちら単券 2018年9月11日(火)
- チケットお取扱い
- 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休) - お問合せ
紀尾井ホールウェブチケット E-mail:webticket(at)kioi-hall.or.jp [(at)を半角の@に直してお送りください]
- 出演者プロフィール
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渡辺保
昭和十一年東京都生まれ。演劇評論家。慶応義塾大学経済学部卒業後、東宝入社。同四十年『歌舞伎に女優を』で評論デビュー。企画室長を経て退社。多数大学にて教鞭をとる。平成十二年十一月紫綬褒章、同二十一年十一月旭日小綬章、同二十八年度日本芸術院賞・恩賜賞受章。『女形の運命』で芸術選奨新人賞、『俳優の運命』で河竹賞、『忠臣蔵 もう一つの歴史感覚』で平林たい子賞と河竹賞、『四代目市川団十郎』で芸術選奨文部大臣賞、『娘道成寺』で読売文学賞ほか受賞多数。その他、著書多数。紀尾井ホール邦楽専門委員。
渡辺保
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杵屋利光
昭和四十二年東京都生まれ。杵屋勝五郎、杵屋勝国、東音宮田哲男に師事。同六十一年杵屋利光の名を許され杵勝会の名取師範となる。平成元年長唄東音会同人となる。同二十一年よりリサイタル「としみつの会」開催。第六十六回文化庁芸術祭大賞受賞。現在、演奏会、舞踊公演、歌舞伎、放送等に多数出演。
杵屋利光
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今藤長龍郎
昭和四十四年東京都生まれ。同五十四年、今藤綾子(人間国宝)に入門。同六十年、今藤長龍郎の名を許される。平成三年、東京藝術大学邦楽科を卒業。同十六年アテネオリンピックシンクロナイズドスイミング「ジャパニーズドール」三味線パート演奏。同十七年、ビクター伝統文化振興財団賞奨励賞受賞。同二十八年、市川染五郎(現・松本幸四郎)ラスベガス歌舞伎公演「獅子王」作曲。代表作に「赤穂の風」「女を論ず」「弧」等がある。現在、国立劇場、歌舞伎座、紀尾井ホール公演、NHK等に出演。長唄五韻会同人、現邦連会員、創邦21同人。国立音楽大学非常勤講師。
今藤長龍郎
©ヒダキトモコ
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堅田新十郎
昭和四十二年東京都生まれ。平成二年明治大学卒業、父・三代目堅田喜三久(人間国宝)のもと、堅田宏として演奏活動を開始。同十年四代目堅田新十郎を襲名。現在、囃子方として歌舞伎舞台、NHK「いろはに邦楽」等のTV・ラジオ出演、CD発表のほか、海外でも演奏活動を行う。長唄協会会員、桐朋学園芸術短期大学講師、横浜朝日カルチャーセンター講師。
堅田新十郎
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鶴賀若狭掾
昭和十三年東京都生まれ。NHK邦楽技能者育成会十二期卒業。初代鶴賀伊勢太夫、八代目鶴賀若狭掾に師事。平成十三年重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。同十七年に天覧リサイタルを開催、海外公演も多数。平成二十一年、旭日小綬章受章。現在、新内協会理事長。文化庁文化交流史、新宿区名誉区民、敦賀市大使、白山市コンサートホール名誉館長。
鶴賀若狭掾
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新内勝一朗
昭和三十五年東京都生まれ。富士松志賀三郎を祖父に、新内勝鳳を父に持ち、幼少の頃から父に新内三味線の指導を受け、九歳で初舞台。十二歳の時に富士松加賀に新内浄瑠璃の指導を受ける。同五十一年新内勝次朗の芸名を許される。平成二年新内勝十朗と改名、同十三年新内勝一朗を襲名する。同二十年財団法人清栄会奨励賞受賞。
新内勝一朗
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- 関連公演
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- 紀尾井 江戸 邦楽の風景(十九)木場の木遣り
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2019年2月17日(日)
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