三菱地所 presents
 
明日への扉
 
 
2022年度


いまキラリと光る若手アーティストが開く「紀尾井 明日への扉」
――― その向こうにある大きな未来と豊かな音楽の世界へご案内します。

  
魅力あふれる未来の巨匠たちが、リサイタルを通して大きく羽ばたく。
これからの音楽界を担う才能に、驚嘆、感動し、惜しみない拍手をお贈りください。

2022年度は将来の活躍が大きく期待される、田中 渚(ハープ)、吉見友貴(ピアノ)、
湯川亜也子(メゾソプラノ)、香月 麗(チェロ)が登場します。

協賛:三菱地所株式会社


チラシのダウンロード(PDF:2.68MB)

第31回 田中 渚(ハープ)

2022年7月28日(木)19時[発売日]2022年4月15日(金)
公演内容詳細
確固とした音楽性と高いテクニックを持つ、いま最も注目すべき若きハーピスト田中渚がハープの表現力を広く深く掘り下げます。
[曲目]グランジャニー : コロラド・トレイル op.28
グランジャニー:ラプソディ
ダマーズ:シシリエンヌ・ヴァリエ
ウーディ:ハープ・ソナタ
マレスコッティ:ムーヴマン(ムーヴメント)
ゴドフロワ:ヴェニスの謝肉祭 op.184
ファリャ:スパニッシュ・ダンス第1番
フォーレ:塔の中の王妃 op.110
ツァーベル:グノーの歌劇《ファウスト》の主題による幻想曲 op.12
[プロフィール]
田中
田中 渚
 
9歳よりアイリッシュハープを、11歳よりグランドハープを始める。これまでにハープを西村光世、佐藤いずみ、早川りさこの各氏に師事し、2020年国立音楽大学ハープ専攻ソリストコースを首席で卒業。同時に武岡賞を受賞。2017年第69回福井県音楽コンクール・ハープ部門にて知事賞を受賞。2019年第20回大阪国際音楽コンクール・ハープ部門にて第1位。併せてカップ=フェレ音楽祭スカラシップ、松尾博賞、レオポルド・ベラン賞を受賞。さらに同年の第31回日本ハープコンクール・プロフェッショナル部門にて第2位。海外でもフランス・パリで開催された第3回国際ハープコンクール(Rencontres Internationales de la Harpe en Île-de-France)にて第3位、2018年韓国国際ハープコンクール・ヤング・プロフェッショナル部門にて第4位など、多数で入賞を果たしている。2021年よりオランダのマーストリヒト音楽院修士課程に在籍し、ウィーン・フィル首席ハープ奏者アンネレーン・レナエルツ氏に師事している。。

第32回 吉見友貴(ピアノ)

2022年9月9日(金)19時[発売日]2022年6月10日(金)
公演内容詳細
日本音楽コンクール70年の歴史で、最年少優勝を果たした吉見友貴が登場!
持ち前の高い技巧に陰影表現を加え、さらなる音楽の深みを追究します。
[曲目]ヤナーチェク:霧の中で
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ第15番変ニ長調 op.87-15
(ラインナップ・チラシには第24番とありますが、出演者の希望で変更となりました)
シューマン:交響的練習曲 op.13
[プロフィール]
吉見友貴
吉見友貴
 
2000年東京生まれ。高校2年在学中、第86回日本音楽コンクールで最年少優勝を果たす。エリザベート王妃国際音楽コンクール2021セミファイナリスト。第4回マンハッタン国際音楽コンクールにてSilver Medalを受賞。2015年アリオン桐朋音楽賞受賞。浜離宮朝日ホールやトッパンホールでリサイタルを開催する他、2019年にはシャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティストに選出され、CHANEL NEXUS HALLにて全6回のリサイタルを行った。そして2020年12月には、日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会でミシェル・ダルベルト氏の代役を務め、好評を博した。室内楽にも積極的に取り組み、シャネル・ピグマリオン・デイズ室内楽シリーズや、Music Dialogueに出演。そして、ニューヨーク・フィルハーモニックやフィルハーモニア管弦楽団など国内外主要オーケストラのメンバーで構成された、ヴェリタス弦楽四重奏団と共演している。現在、ニューイングランド音楽院に奨学生(2020年〜)として、そして桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに全額免除特待生として在学中。アレクサンダー・コルサンティア、上野久子、伊藤恵の各氏に師事。2019年度、2020年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。2020年度江崎スカラシップ奨学生。

第33回 湯川亜也子(メゾソプラノ)

2022年12月15日(木)19時[発売日]2022年9月9日(金)
公演内容詳細
2019年《リナルド》や21年《アナクレオン》で他を圧倒する歌唱を聴かせた逸材。
バロックから近代まで幅広いレパートリーを披露するプログラムで彼女の実力に迫ります。
[曲目]ルーセル:サラマンカの学生 op.20-1
ルーセル:雨の庭 op.3-3
ルーセル:夜のジャズ op.38

   プーランク:画家の仕事 FP.161

          1. パブロ・ピカソ
2. マルク・シャガール
3. ジョルジュ・ブラック
4. ジュアン・グリ
5. パウル・クレー
6. ジョアン・ミロ
7. ジャック・ヴィヨン

    ラヴェル:シェーラザード~アジア
リュリ:歌劇《アティス》~希望とはなんと愛しくなんと甘いことか(シベルのアリア)
クレランボー:カンタータ《メデ》

[プロフィール]
湯川亜也子
湯川亜也子
 
国立音楽大学音楽学部声楽学科を経て、同大学院音楽研究科声楽専攻(歌曲コース)および同大学院音楽研究科博士後期課程音楽研究専攻声楽研究領域修了。博士論文『フォーレ晩年の連作歌曲≪エヴァの歌≫ ―新しいエヴァ像の創出― 』とそれに関する演奏で博士号(音楽)取得。2015年より渡仏。パリ地方音楽院コンサーティスト課程声楽科、同音楽院バロックオペラ科修了。2019年より同音楽院バロック声楽科在籍。2018年ロワイヨモン修道院財団主催、クリストフ・ルセ指揮のバロックオペラ研修に選出され修了。2020年度文化庁新進芸術家海外研修員。17世紀フランスおよびイタリア声楽作品をはじめとする古楽の分野から、宗教音楽、歌曲、オペラ、現代音楽に至るまで幅広いレパートリーを持つ。これまでに声楽を秋山理恵、近藤冨佐子、ドリス・ランプレヒト、ヴァレリー・ギヨリ、イザベル・プルナール、古楽コレペティートルをステファン・フュジェ、音楽学を藤本一子、礒山雅の各氏に師事。日本演奏連盟会員。

第34回 香月 麗(チェロ)

2023年3月3日(金)19時[発売日]2022年12月2日(金)
公演内容詳細
現在ローザンヌで学ぶ香月は、ソリストとしての腕はもちろん、アンサンブルでも他者の音に鋭敏に反応できるオールラウンドプレイヤー。
洗練された音も魅力。
[曲目]ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 op.119
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調 op.58 ほか
[プロフィール]
香月 麗
香月 麗
 
愛知県出身。故久保田顕氏のもとでチェロを始め、その後倉田澄子氏に師事。第86回日本音楽コンクールチェロ部門第1位。併せて徳永賞、E.ナカミチ賞受賞。桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学音楽部ソリスト・ディプロマコース修了。これまでに東京シティ・フィル、東京フィル、セントラル愛知響、群響と共演。宗次エンジェル基金、日本演奏家連盟、ローム・ミュージックファンデーション(2019、20年度)奨学生。現在ローザンヌ高等音楽院(hemu)でグザヴィエ・フィリップ氏に師事。