三菱地所 presents
 
明日への扉
 
 
2023年度


いまキラリと光る若手アーティストが開く「紀尾井 明日への扉」
――― その向こうにある大きな未来と豊かな音楽の世界へご案内します。

  
魅力あふれる未来の巨匠たちが、リサイタルを通して大きく羽ばたく。
これからの音楽界を担う才能に、驚嘆、感動し、惜しみない拍手をお贈りください。
 
2023年度は将来の活躍が大きく期待される、河井勇人(ヴァイオリン)、大藤莞爾(チェンバロ)、タレイア・クァルテット(弦楽四重奏)、本堂竣哉(ピアノ)が登場します。
 
協賛:三菱地所株式会社

紀尾井 明日への扉2023パンフレット
チラシのダウンロード(PDF:3MB)

第35回 河井勇人(ヴァイオリン)

2023年5月19日(金)19時 [発売日]2023年3月10日(金)
公演内容詳細
2023年度第1弾は、飛び級で入った東京藝術大学をこの春に早期卒業する異例の才能を持つ河井勇人です。
[曲目] モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ(第32 [40]番)変ロ長調 K.454
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
バッハ:シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 op.94a
[プロフィール]
河井勇人
 河井勇人
東京藝術大学SSP(飛び入学)3年在籍 2020年度宗次德二特待奨学生
2002年 東京生まれ
2013年 第67回全日本学生音楽コンクールバイオリン部門小学校の部東京大会第1位、全国大会第1位、横浜市民賞(聴衆賞)、兎束賞、東儀賞受賞
2015年 第13回リピンスキ・ヴィエニアフスキ国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(ポーランド)
同年 第16回シェルクンチク国際テレビコンテストヴァイオリン部門銀賞(ロシア)
2017年若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール第10回記念大会ヴァイオリン部門第1位(カザフスタン)。同年、米国の主要クラシック音楽専門サイトThe Violin ChannelのRising Starに抜擢・特集される。
2019年 日本音楽コンクール第3位
2021年 第2回ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリンコンクール第1位(ロシア)
現在堀正文・玉井菜採・トレチャコフ各氏に師事している。
使用楽器は一般財団法人ITOHより貸与されているアントニオ・ストラディヴァリウス「Lyall」(クレモナ 1702年製)。
国内外で多数の演奏会に出演してきた。ソリストとして、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、プレジデンシャル交響楽団、東京交響楽団、中国四川交響楽団等のオーケストラと共演。また、「Ideal au Potager du Roi」(22年7月)・「International Tchaikovsky Festival」(19年6月)・「Moscow Meets Friends」(18年5月)等の国際音楽祭でリサイタルを重ねている。
[共演者] 清水和音(ピアノ)

第36回 大藤莞爾(チェンバロ)

2023年6月8日(木)19時 [発売日]2023年3月10日(金)
公演内容詳細
2022年ライプツィヒ・バッハコンクールで16歳の若さで特別賞を受賞した大藤莞爾のデビュー・リサイタル。『明日への扉』11年の歴史の中でもチェンバロをフィーチャーするのはこれが初。
[曲目] バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻~前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV846
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集第4巻~第27オルドル ロ短調
バッハ:フランス組曲第4番変ホ長調 BWV815
フローベルガーまたはフレスコバルディ作品(調整中)
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調 BWV825
バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV807
[プロフィール]
大藤莞爾
 大藤莞爾
2005年に東京都に生まれる。6歳よりピアノを始め、8歳の時に古楽に出会い、クラヴィコード、チェンバロに触れる。2016年、オランダバッハ協会主催のバッハ全曲演奏プロジェクト“All of Bach”のインヴェンション・プロジェクトのメンバーに選出され、ユトレヒトでの公開収録コンサートに出演した。2016年、17年、19年にはアムステルダム音楽院の古学サマースクールに参加し研鑽を積んだ。2017年にはイギリス・ロンドンのヘンデル・アンド・ヘンドリクスで開催されたダリッジ・ジュニア・ハープシコード・フェスティバルで第1位を獲得したほか、同年のユトレヒト古楽音楽祭のフリンジコンサートに出演した。2022年、ライプツィヒにおける第23回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールチェンバロ部門に最年少(16歳)でセミファイナリストとして選抜され、クリスタ・バッハ・マーシャル基金賞受賞、審査員のスキップ・センぺ氏より絶賛された。現在に至るまで6年間にわたり、121本にのぼる演奏動画をYouTube上に公開し、精力的な発信を続けている。
これまでにチェンバロをマルコ・メンコボーニ、メンノ・ファン・デルフト、重岡麻衣、武久源造、曽根麻矢子の各氏に師事。ミクローシュ・シュパーニ、ピーテル=ヤン・ベルダー、渡辺孝、大塚直哉の各氏のマスタークラスを受講。日本チェンバロ協会会員。

第37回 タレイア・クァルテット(弦楽四重奏)

2023年12月13日(水)19時 [発売日]2023年9月8日(金)
公演内容詳細
タレイア・クァルテットは、室内楽に熱い思いを注ぐ日本人女性が結成した弦楽四重奏団。2014年の結成から9年、着実に活躍を続けるタレイアの今をお聴きいただきます。
[曲目] ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 op.95《セリオーソ》
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 op.12
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D 810《死と乙女》
[プロフィール]
タレイア・クァルテット
 タレイア・クァルテット
山田香子、日吉麻優子、渡部咲耶、石崎美雨の4人により、2014年東京藝術大学在学時に結成。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2015 第3位、第3回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第2位受賞。
2016年度より、第2ヴァイオリンを大澤理菜子に変更し活動を続け、同年イギリスにて開催のLake District Summer Musicでイギリスデビュー。湖水地方各地にてリサイタルを開催し、好評を博す。
2017年、イギリスにて開催のChilingirian Quartet Summer Courseに参加。宗次ホールにて百武由紀氏、藝大130周年事業「藝大茶会」にて澤和樹氏、とやま室内楽フェスティバルにて堤剛氏、第一生命ホールにてクァルテット・エクセルシオ、フィリアホールにて山崎伸子氏と共演。日本演奏連盟主催「新進演奏家育成プロジェクト リサイタル・シリーズ」オーディションに合格し、東京文化会館小ホールにてリサイタル開催。第4回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位受賞。公益財団法人松尾学術振興財団より第28、29、31、32回助成を受ける。
サントリーホール室内楽アカデミー第5期フェローメンバー。プロジェクトQ第15,16,17,19章に参加。NHK音楽番組「らららクラシック」、「クラシックTV」に出演。東京藝大アートフェス2022においてゲスト審査員特別賞受賞。山崎伸子、磯村和英の各氏に師事。
現在、山田香子、二村裕美、渡部咲耶、石崎美雨の4人で活動中。

第38回 本堂竣哉(ピアノ)

2024年2月22日(木)19時 [発売日]2023年10月27日(金)
公演内容詳細
東京藝術大学入学直後の2022年第9回野島稔・よこすかピアノコンクールで第1位に輝いた俊英。
バッハへの傾注深く、作品の構造への視点でも非凡な才能を持っています。
大作《ハンマークラヴィーア》での紀尾井ホールデビューにご期待ください。
[曲目] バッハ/ブゾーニ:前奏曲とフーガ変ホ長調《聖アン》BWV552
バッハ:イギリス組曲第3番ト短調 BWV808
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 op.106《ハンマークラヴィーア》
[プロフィール]
本堂 竣哉(ピアノ)
 本堂 竣哉(ピアノ)
2003年、北海道北見市生まれ。
5歳のとき、グレン・グールドのJ.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲に衝撃を受け、以来バッハの音楽に魅了され続けている。
2022年5月、第9回 野島稔・よこすかピアノコンクール 本選にてゴルトベルク変奏曲を演奏、第1位を獲得。2022年11月23日、横須賀芸術劇場にて、優勝記念リサイタル開催予定。
2022年6月3日にすみだトリフォニーホール大ホールにて行われた、KAJIMOTO主催マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)&辻彩奈(ヴァイオリン)公開ワークショップをヴァイオリンとピアノのデュオで受講、マルタ・アルゲリッチより絶賛を受ける。
2022年8月、北海道北見市にて岡本卓徳(ヴァイオリン)、塩飽桃加(ピアノ)とともに、『ベートーヴェン、フォーレ、バルトーク ヴァイオリンソナタ全曲演奏会』開催。2022年9月、北海道札幌市、北海道美幌町にて『本堂竣哉ピアノリサイタル:ゴルトベルク変奏曲』開催。
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部ピアノ専攻1年在学中。ルネサンス〜バロック時代の音楽の持つ力を模索している。
現在、ピアノを伊藤恵、大平由美子の各氏に師事。
料金(税込・手数料別)
〈4公演セット券〉※ S席:10,000円 A席:2,000円
 [発  売] 2月17日(金)正午
紀尾井ホールウェブチケットのみでお取扱い
 [販売期間] 5月19日(金)(第35回公演当日)13時まで
  ※ 第35回から第38回までの2023年度4公演を、同一座席でご鑑賞いただけます。
   
〈各公演 単券〉 S席 3,000円 A席 500円 U29 S席 1,000円
紀尾井サポートシステムあおい会員の皆さまへ

  1. 本公演ご案内に関するお申込みは、各公演の単券発売日以降に1公演ずつお申込みください。
  2. 複数の公演一括でのお申込み・4公演まとめての年間申込は承っておりません。
  3. お申込みはこちらから承ります。